CJD患者への差別を煽る牛肉を安心して食べたい100人の会”

牛肉を安心して食べたい100人の会”は.ゼロリスク探求症候群とBSEパニックは抑制する必要がなく,むしろ,維持すべきであると主張し,ひいてはCJD患者への誤解と差別を煽っています.この愚か者の集団の意図するところは,意地悪いまでに重いホームページをちょっと覗いたぐらいではわからないでしょう.何しろ彼ら自身の日本語がひどく貧弱なので.しかし,この愚かな人々の意見広告に慣れっこになった私個人の目には,彼らの正体は明白です.

日本の農業を守るという旗印を掲げた団体が,実はゼロリスク探求症候群を煽っているのです.一見すると不可解な行動に思えるかもしれません.しかし,決して不思議なことではありません.彼らはかつて,安全なJビーフキャンペーンで自分達を守ろうとしました.しかし自らの作戦で自滅しました.それを繰り返しているだけなのです.

彼らが,BSEパニックをいいことにたくさん予算を分捕ったはいいが,彼らとは全く別個に活動した心ある人々のおかげで,驚くほど早くパニックが収まったので,予算が余ってしまった.そこで三流宣伝会社に予算を丸投げした.その結果が,”牛肉を安心して食べたい100人の会”だとすれば,すべてがうまく説明できるでしょう.使い道のない金ほど愚劣な目的に使われるものです.

私は,96年からその愚かな人々に警告し続けました.しかし,彼らは私の声を野良犬の遠吠えとして無視しました.2001年9月10日以降,その結果が判明しました.誰の目にも明白なその事実を,彼らはもう忘れてしまったようです.その痴呆と愚考の重症度は,かつての大本営顔負けです.こんなチンピラ集団一つ潰せないようでは,日本の農業のお先は真っ暗ですが,その責任は,消費者であれ,流通小売業者であれ,生産者であれ,納税者たるあなた方一人一人にあるのです.

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参考:岡本嘉六先生の解説:「天下り官僚による国税を使った国民の愚弄」