次の記事はいつもあなたが読んでいる新聞の記事ではない．ある日のスコットランドの新聞の読者の身の上相談である．
私のクリスマスは悪夢：クリスマスの来るのが恐ろしいのです．去年のクリスマスに夫と私がしたことといえば喧嘩だけ．夫は家を出ていくともいいました．クリスマスツリーを買ってきて飾りつけたり，子供たちにプレゼントを買ってやったり，食べ物の買出しなど，あの大変なクリスマスの準備を手伝ってくれようともしないのです．子供たちにうるさいと言ってはどなりつけ，大酒を飲んでいるばかりなのです．そして私の両親が泊まりに来ることに文句を言います．このクリスマスをどうして過したらいいのでしょうか．私はただみんなが幸せな気持になってもらいたいだけなのに．クリスマスを控えて憂鬱な主婦より．
狂った男性とどうやって生活していけるの？：私の夫は病的な癇癪持ちなのです．ついこのあいだ，私はさんざんになぐられて，１０才になる次男は危険を避けてお隣へ非難したほどです．後になって夫は錯乱していたと言い訳をしました．私は家を出ていこうとも思いましたが，現在の収入では独立して生計を立てていく自信はありません．長男はいつぞや夫が荒れ狂った時に家を出ていってしまい，今は私の母親の許にいます．母親も私のことをとても心配しています．女性救済組織や弁護士のところへもいきましたが，もう警察を呼ぶしか他に手段はありません．一体，どれだけの女性が私のようなひどい目にあっているのでしょうか．男女同権なんて夢のまた夢です．助けてください．殴られ続けいる女性より．
嫌がらせの犯人；何年もの間，私たち夫婦は差出人不明の手紙で悩まされ続けていました．その手紙にはいつも，いわれのない盗みだとか，姦通だとか，そのほか沢山のひどい中傷が書いてあるのです．引越してもまた届きました．警察が捜査に乗り出してくれましたが，驚いたことに犯人は夫の母親だったのです．どうしてこんなことをするのでしょう．夫はそのことに触れようとしません．私は母が許せません．新しい場所で生活を始めようと思うのですが，そこにもその手紙が又来るかと思うと不安でなりません．傷心の妻より．
どうだろうか，あなたもこれを読むと，あの有名な，”世界は一家，人類はみな兄弟”という標語も，なるほどその通りだと思うだろう．