悪いことばかりじゃない

McGeeのEvidence-Based Physical Diagnosisを手にした。図表の工夫で、初版より理解しやすくなっている。第一版は小説のペーパーバックの大きさと厚さで、開いても机の上に置くとすぐ閉じてしまうきらいがあったが,本の大きさと厚さのバランスがよくなり、各ページが開きやすく、また机の上に開いたまま置けるのもいい。

しかし、私個人にとって、初版と決定的に違う点が他にあった。

他の方から教えて頂いた該当部分をおそるおそる開いてみると、私のBMJの論文が、EBM-Boxとして、文章と図表を合わせて1ページ弱の紙幅で取り上げられていた。驚きはそれかりでなかった。一面識もないMcGeeが書いた前書きの謝辞に、自分の名前を見つけた時、医者やっててよかったなとしみじみ思った。

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