Title :
神経疾患へのNO関与の証拠は?
Subtitle :
NOマーカーの問題点
Authors :
池田正行
Authors (kana) :
Organization :
東京医科歯科大学大学院細胞機能制御学
Journal :
医学のあゆみ
Volume :
173
Number :
9
Page :
760-761
Year/Month :
1995 / 5
Article :
報告
Publisher :
医歯薬出版
Abstract :
近年,神経系における一酸化窒素(NO)の役割が注目されるにつれて,亜硝酸/硝酸イオン(NO_2
^- /NO_3 ^- ),サイクリックGMP(cGMP),NADPH-diaphoraseといったNOのマーカーがヒトの髄液や脳組織でも検討されている.しかし,NO_2
^- /NO_3 ^- ,cGMPは,in vivoでは特異性の点で大きな問題があり,本当にヒト脳組織のNOの産生量やNO合成酵素(NOS)の活性を反映しているとはいえない.NOS活性の測定やNOSのin
situ hybridizationのヒト脳組織への応用が望まれる.
Practice :
医学総合
Keywords :
一酸化窒素,神経疾患,髄液,NADPH-diaphorase