明日をも知れぬ身

「調査方法の多くは不明確で適切でない」だって?そんなにのんびりしている暇はないはずだ.有効性・安全性ともに確立しているバルサルタンの会社 が刑事告発を受けるぐらいなのだか ら,ロシュの幹部には明日にも逮捕,起訴になってしまうだろうに。それとも、北陵クリニック事件の確定判決に比べたら、タミフルの有効性には「揺るぎがな い」と法廷で主張するつもりなのだろうか。
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「タミフル」効果が限定的 英の調査チームが報告
テレビ朝日 2014/4/11
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000024876.html
 イギリスの調査グループは、インフルエンザ治療薬「タミフル」は症状改善の効果が限定的で、頭痛や精神障害などの副作用をもたらすため、使用を 見直すべきだとの報告書を発表しました。
 今回の報告書は、医療技術などを評価するコクラン共同計画の調査チームが、薬の承認過程で製薬メーカーが日本など各国政府に提出した臨床試験結 果の未公開リポートなどを基に作成したものです。これによりますと、インフルエンザ治療薬のタミフルは、発症期間が半日程度、短縮するというわず かな効果しか認められず、肺炎などの合併症のリスクを軽減する効果も証明されなかったということです。さらに、タミフルを服用した場合に頭痛や吐 き気、精神障害などの副作用を起こすリスクが増加するとして、各国政府などに使用指針を見直すよう求めています。これに対し、タミフルを販売する スイスの製薬メーカー「ロシュ」は声明で、「調査方法の多くは不明確で適切でない」と反論しています。
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Tamiflu & Relenza: how effective are they?
http://www.cochrane.org/features/tamiflu-relenza-how-effective-are-they
Dr David Tovey, Editor-in-Chief, Cochrane, said: “We now have the most robust, comprehensive review on neuraminidase inhibitors that exists. Initially thought to reduce hospitalisations and serious complications from influenza, the review highlights that Tamiflu is not proven to do this, and it also seems to lead to harmful effects that were not fully reported in the original publications. This shows the importance of ensuring that trial data are transparent and accessible.”

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