大会長挨拶

第10回日本老年薬学会学術大会

大会長 恩田 光子

(大阪医科薬科大学薬学部 社会薬学・薬局管理学研究室 教授)

このたび、2026年5月16日(土)・17日(日)の二日間にわたり、大阪国際会議場(大阪市北区中之島)にて、「第10回日本老年薬学会学術大会」を開催させていただく運びとなりました。記念すべき節目の大会に皆様をお迎えできますことを、実行委員一同、誠に光栄に存じ、鋭意準備を進めております。

日本老年薬学会は、2016年1月の設立以来、高齢者の薬物療法に関する実践と研究の推進、知識の普及、ならびに国内外の関連学会や多職種との連携を通じて、老年薬学の進展と高齢者医療の質的向上に寄与すべく、着実に歩みを進めてまいりました。本学会の大きな特長は、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・介護施設関係者など、さまざまな専門職が一堂に会し、専門の垣根を越えて活発な意見交換ができる、学際的かつ実践的な交流の場であることです。

これからの高齢者医療を展望するにあたり、ポリファーマシーをはじめとする薬物療法の課題に加え、生活環境、地域社会とのつながり、そして心の豊かさを大切にする「ウェルビーイング」の視点が、ますます重要になってきております。こうした変化の中で、本学会が果たすべき役割もまた、より広く、より深くなりつつあることを実感しております。

第10回を迎える本大会では、「10年の軌跡を未来へ」をテーマに掲げ、これまでの研究成果や教育活動、ガイドライン、評価ツール、提言などをふり返りつつ、それらを社会実装につなげていくための最新の知見や技術、実践事例を多角的にご紹介いたします。

また、高齢者の暮らしに寄り添い、日々の営みに彩りを添えることを願い、学術的なセッションに加えて、展示や、心を和ませる企画も予定しております。本大会が、ご参集いただく皆様にとって、これまでの10年をともに喜び、次の10年をともに描く、そんな希望と実りある時間となりますことを、心より願っております。

新緑が薫る爽やかな季節に、大阪・中之島で皆様とお会いできることを、心から楽しみにしております。

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