大会長挨拶
第48回日本遺伝カウンセリング学会
学術集会
学術集会
大会長三宅秀彦
(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻遺伝カウンセリングコース/領域)
このたび、第48回日本遺伝カウンセリング学会学術集会を2024年8月2日(金)から4日(日)の日程で東京にて開催させていただくこととなりました。
今回の学術集会のテーマは「よりよい明日のために」としました。遺伝医学やその関連領域はめざましい勢いで進歩しています。社会情勢としても、2023年6月に「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律」が制定・施行されました。今後、遺伝医学の恩恵が社会に広がっていくと考えられますが、その実装においては、医療資源の公平な配分や遺伝情報による差別の防止など、検討し解決すべき課題が残されています。今回の学術集会では、社会全体に遺伝医学の恩恵が届き、よりよい明日となるための一助となるよう、様々な企画を準備しています。
また、学術集会の大きな役割として、多くの人たちとの交流があります。前回の学術集会に引き続き、その機能も取り戻していければと思案中です。しかしながら、未だ不確定要素もあるため、交流に関する企画については、様子を見ながら検討し、随時みなさまにお伝えしていきたいと思います。
暑い東京で、熱いみなさまと、分厚い議論ができることを楽しみにしております。第48回学術集会に是非ともご参加くださいますよう、心よりお願い申し上げます。