第18回日本エピジェネティクス研究会年会ご挨拶
この度、第18回日本エピジェネティクス研究会年会を2025年6月19日(木)~6月20日(金)の2日間(前日の6月18日は第9回北陸エピジェネティクス研究会との合同開催)、福井県県民ホールにて開催させていただくことになりました。
年会参加者も年々増加し、近年では300名を越える学生や研究者が参加するまでに至りました。今年度も講演会場一つとポスターセッションというスタイルを踏襲し、参加者全員がエピジェネティクス研究会の発表内容を全て聞くことが出来るようにしました。
第18回の年会は「エピジェネティクスの新たな可能性への挑戦(チャレンジ)」をテーマに開催します。エピジェネティクス分野の解析技術は日々進歩し、異分野との融合による数多くの新たな知見が見出されています。今後も「新たな可能性に挑戦」することにより現段階では想定できないような更なる発展が期待できます。HPのデザインも「化石の発掘からエピジェネティクス分野の新たな技術を駆使し、絶滅した生物を再生する」ことに挑戦していることをイメージしました。デザインでは福井県が推している恐竜を採用させて頂きました。
また、大会前日に開催される北陸エピジェネティクス研究会は、若手の活性化を目的に、学生の口頭発表のみで開催します。まだ口頭発表を行ったことがない学生さん、研究に行き詰まり今後の進め方に悩んでいる学生さん、学会発表するには中途半端なデータだけど発表して良いだろうかと悩んでいる学生さん、どんどん応募して下さい。発表者の中から全員投票による「学生優秀発表賞」も選出します。さらに、自分の研究成果をアピールしたい方のために「フラッシュトーク」の場も初めて設けさせて頂きました。積極的にアピールして頂き、活発な議論のお役に立てればと思います。
2024年3月16日に北陸新幹線が開通し、東京から乗換せずに福井まで来られるようになり大変便利になりました。一方で、東海、関西方面に行く際には敦賀での乗り換えが必要になり不便になってしまいましたが、新幹線の開通で福井の街も活気付いています。日本酒やお魚、お蕎麦など、美味しい物がたくさんありますので、是非、福井県の良さも堪能して下さい。多くの方のご参加をお待ちしております。

第18回日本エピジェネティクス研究会年会
年会長 沖 昌也
(福井大学 学術研究院 工学系部門)