第17回日本エピジェネティクス研究会年会は300名近い方にご参加いただき、無事に終了いたしました。
大阪での年会の開催は、平成28年の第10回年会(年会長は当時大阪大学教授の仲野徹先生)以来、8年ぶりとなりました。本会場の大阪市中央公会堂は、大阪市の真ん中に位置していて交通の便も良く、公会堂建築物として西日本で初めて国の重要文化財に指定された建物です。「とても素晴らしい会場ですね!」とのお言葉を多くの参加者からいただくことができて、たいへんうれしく思います。
「オモロイ」ことを何よりも尊ぶ大阪での年会の開催ですので、エピジェネティクス研究のオモロさを十分に味わってもらえるようなものにしたいと思いました。そのためには、多種多彩な生物が、厳しい環境を生き抜いていくための「知恵」として、エピジェネティクス制御を活用している様子を紹介するのが良いと考えました。植物や無脊動物のエピジェネティクス制御をこれまで以上に大きく取り上げたいと考え、国内の気鋭の若手研究者に特に積極的にご登壇をお願いしました。そして予想に違わず、皆さんたいへん興味深い研究内容をご紹介してくださいました。終わってみると、「オモロイ大会でした」とのご意見をいくつもいただくことができ、改めてやってよかったなあと思っております。
最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、ご協賛を頂いた新学術領域、学術変革領域研究プロジェクト、助成を頂戴した各団体・企業、そして年会準備にご尽力頂いた組織委員とその研究室メンバーの方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
それでは、来年6月に福井で皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
第17回年会長 立花 誠