日本臨床細胞学会埼玉県支部会員の皆様へ
2011年3月17日
第30回日本臨床細胞学会埼玉県支部・埼玉県臨床細胞医会 学術集会会長 石津英喜
去る3月11日に発生した震災で被災された皆様へ心からお見舞い申し上げます。
亡くなられた方々へ心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された地域の一日
も早い復興をお祈りしております。
ひとつでも多くのことを学べる場を提供すべく準備を進めて参りました第30回日本臨床
細胞学会埼玉県支部・埼玉県臨床細胞医会学術集会の開催を3月12日に控えたまさに直前
に予期しない未曾有の大惨事が発生しました。全容が明らかになりつつある今となっては、
被災者の方々や負傷者への医療に全力であたっておられる医療従事者および救護隊として
派遣されている方々などのご苦労を考えると今回の学術集会は控えるべきであったかもし
れません。
しかしながら、当時はいまだ震災発生直後の情報が極めて不足している状況でありました。
学術集会を開催するか否かの対応には非常に苦慮いたしましたが、どのような形に縮小し
てでも学術交流の機会だけは提供したいという思いで学術集会の実行を決断いたしました。
支部長をはじめ当時連絡がとれる理事や関係各位との協議の結果であることも付記させて
頂きます。なんとか会員諸氏のご協力で、細胞診専門医20名、医師14名、細胞検査師48名
の参加で学術集会を終了することができました。
交通事情や連絡の不行き届きにより参加したくてもご参加できなかった会員諸氏には大変申
し訳なくおもっておりますが、代わりに今後のますますの細胞診断の向上や、医療従事者と
してできる範囲での災害医療への協力に尽力頂けますよう祈っております。
最後になりますが、特別講演を快諾いただき且つ当日の交通事情が悪いなかなんとか埼玉へ
たどり着くご尽力をされました獨協医大病理学(人体分子)の井村穣二先生の講演を中止さ
せていただきましたことや、プログラム編成に大幅な変更がありましたことに心からお詫び
申し上げます。また、今回の学術集会でバーチャルスライドの取り込みにご尽力くださった
滝本壽郎先生はじめ春日部市立病院のスタッフの方々や準備にあたり多大なご協力を頂きま
した全ての多くの方々には多大なご協力を頂き大変感謝申しあげます。
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