RTD申込/ 各テーブルのご案内

 ※申込開始は、参加登録から可能です(7月1日開始)

企画主旨

ラウンド・テーブル・ディスカッション(以下RTD)は1998年以来、毎回にわたって、研究・教育・臨床に携わる大学関係者や開業医、医療関係者などが「矯正臨床」に関わる様々なテーマについて、講演や展示発表とは違った相互コミュニケーションがなされてきたプログラムです。モデレーターの取り上げたテーマについて参加者が自由に楽しく語り合える意見交換の場であり、会員相互の出会いの場でもあります。毎年、興味ある内容のテーマで構成されており、参加した会員同士が十分に活発な討議をして、一つでも多くの稔りを持ち帰れることを期待して開催されています。
歯科医療の技術革新、医療制度の改変、患者さんのニーズの多様化など歯科界を取巻く環境が年々厳しさを増す中で、我々は公益社団法人日本矯正歯科学会という立場で「矯正臨床」を国民の視点に合わせていかに提供すべきかを常に考慮する必要があると考えます。

日本矯正歯科学会RTD委員会

RTD開催概要

当日の開催方法については、10月末頃にお申込みいただいた方のみにご連絡いたします。

日 時

【第1回】テーブルNo.1、2:10:00〜11:30
【第2回】テーブルNo.3、4、5:13:00〜14:30
【第3回】テーブルNo.6、7:15:30〜17:00

場 所

WEB開催(Live)

参加費 2,000円

申込方法

参加登録時にあわせてお申し込み下さい。

申込期限:2021年10月1日(金)正午

※満席になり次第終了致します。

各テーブルのご案内

No. タイトル /氏名
1 口腔機能を診断するのは質か?量か?【残りわずか】
里見 優(さとみ矯正歯科クリニック)、吉田 章太(ドクタービーバー小児歯科・矯正歯科)
2 耳鼻咽喉科との連携―歯並びと鼻咽腔疾患【満席】
時實 千代子(ときざね矯正歯科)
3 コロナ禍で視えた問題点から今後の矯正歯科技工について考える
平間 雪野(昭和大学歯科病院 歯科技工室)
4 いつ決める。どう決める。外科的矯正治療のボーダーラインとは。
森下 格(天神矯正歯科クリニック福岡)
5 矯正歯科医院における歯科衛生士と歯科医師とのMFT連携について【残りわずか】
常盤 肇((医)真歯会 常盤矯正歯科医院)、石沢 理恵((医)真歯会 常盤矯正歯科医院)
6 健康教育へ向けた矯正歯科医からの提言について
鈴木 博(日本学校歯科医会)
7 顎変形症の診断に3Dプリンター使用の利点【残りわずか】
道田 将彦(みちだ矯正小児歯科)、山田 尋士(ヤマダ矯正歯科)

  1.口腔機能を診断するのは質か?量か?

里見 優(さとみ矯正歯科クリニック)、吉田 章太(ドクタービーバー小児歯科・矯正歯科)

里見 優:
1988年 鶴見大学大学院博士課程終了
2008年 鶴見大学歯学部非常勤講師
2011年 日本矯正歯科学会臨床指導医

吉田 章太:
2008年 東北大学大学院博士課程終了
2008年 日本矯正歯科学会認定医
2009年 東京歯科大学非常勤講師

著書や研究発表の実績:
里見 優:
共著:「やさしくわかるMFT」日本口腔筋機能療法学会編 わかば出版 2014年
編著:「各種矯正装置の特徴と使い方」株式会社ヒョーロンパブリッシャーズ 2017年
監著:「実践 早期治療」クインテセンス出版株式会社 2018年

吉田 章太:
研究発表:食と咬合の自己組織化マップによる関連性評価 日本口腔筋機能療法学会 2015
研究発表:当院で作成した口腔機能発達不全症の指導管理プロトコル 日本小児歯科学会 2019年
単著:「はじめての小児の口腔機能・形態・成長」デンタルダイヤモンド社 2021年 

抄録:
口腔機能を診査する際、口腔内、顔面写真やビデオ撮影をもちいた定性的評価が一般的に使われている。一方で口腔機能を定量的に評価できる機器が多く出回るようになった。しかし口腔機能はその複雑さから定量的に評価しても、そこにエビデンスを求めて治療することは難しい。口腔機能の評価には定性的評価か、それとも定量的評価かを討論したい。


  2.耳鼻咽喉科との連携―歯並びと鼻咽腔疾患

時實 千代子(ときざね矯正歯科)

1979年4月〜1982年3月  大阪大学歯学部矯正歯科学講座
1982年4月〜1993年3月  滝本矯正歯科診療所
1993年4月〜 ときざね矯正歯科

著書や研究発表の実績:
「口呼吸を呈する反対咬合症例の矯正治療に伴う咽頭気道の変化」近畿東海矯正歯科学会誌 1982年
「骨格性反対咬合における上顎前方牽引法の臨床的評価」近畿東海矯正歯科学会誌 1986年
「筋機能療法を併用した骨格性開咬症例」近畿東海矯正歯科学会誌 1988年

抄録:
鼻咽腔疾患と歯並びは密接に関係している。耳鼻咽喉科との連携のために耳鼻咽喉科専門医へ『歯並びと耳鼻咽喉疾患』に関するニューズレターを3か月に1回送付している。第78,79回大会で『耳鼻咽喉科との連携』についてラウンドテーブルを行ったが、今回、耳鼻咽喉科疾患が歯並びに及ぼす影響についても言及する。矯正歯科の立場で耳鼻咽喉疾患を有する患者に対するアプローチを討論したい。


  3.コロナ禍で視えた問題点から今後の矯正歯科技工について考える

平間 雪野(昭和大学歯科病院 歯科技工室)

2007年  新東京歯科技工士学校専攻科卒業
2012年  東海歯科医療専門学校卒後研修 Hi Class Course終了
2012年  昭和大学歯科病院 歯科技工室勤務

著書や研究発表の実績:
「急速拡大装置」新矯正装置ビジュアルガイド 2015年
「ソフトリテーナー」新矯正装置ビジュアルガイド 2015年

抄録:
コロナ禍の現在、想定していなかった様々な問題が起き各診療所・技工所がその対応に苦心している。感染対策の問題、スタッフについて、仕事量など、どのような変化・問題が起き、どう対処したのか。それぞれが経験した事案から問題点や現状を把握し、今後の対応に繋がるよう討論したい。


  4.いつ決める。どう決める。外科的矯正治療のボーダーラインとは。

森下 格(天神矯正歯科クリニック福岡)

1988年〜2002年 九州大学病院矯正歯科(歯学研究科〜医員)
2002年〜2019年 (社医)雪の聖母会聖マリア病院矯正歯科(診療医長〜臨床部長〜診療部長)
2019年〜 天神矯正歯科クリニック福岡 院長

著書や研究発表の実績:
著書:「障がい者の矯正歯科治療」東京臨床出版 2009年
著書:「顎矯正手術エッセンシャル」分担執筆 2021年

抄録:
従来、外科的矯正治療では骨格形態の不調和をANB、 Wits appraisal などのデータをもとにして評価していた。最近ではCTや口腔内スキャナーによる3次元評価も普及し、歯科矯正用アンカースクリューの利用で術前矯正やボーダーライン症例に対する判断基準も変わってきている。顎変形症をいつどのように検査し評価し診断しているか討論したい。


  5.矯正歯科医院における歯科衛生士と歯科医師とのMFT連携について

常盤 肇((医)真歯会 常盤矯正歯科医院)、石沢 理恵((医)真歯会 常盤矯正歯科医院)

常盤 肇:
1990年3月 鶴見大学歯学部卒業
1990年4月〜2013年12月  鶴見大学矯正学講座
2014年1月〜 常盤矯正歯科医院 院長

石沢 理恵:
2015年3月 アポロ歯科衛生士専門学校卒業
2015年5月 常盤矯正歯科医院 入社

著書や研究発表の実績:
The main occluding area in normal occlusion and mandibular prognathism. AO, 86(1), 87-93,2016. Anatomical location of various condylar points for jaw movement analysis in Japanese women. J Oral Rehabil. 37(4):235-41, 2010. 光学式顎運動測定装置(JM‐1000T)の臨床的測定精度に関する研究、顎機能誌、7(1):13-25,2001

抄録:
口腔周囲の機能不正や習癖の存在は、矯正歯科治療後の歯列や咬合の安定に大きく影響することから、矯正歯科の日常臨床においては、口腔筋機能療法(MFT)の導入は欠かすことができない。MFTを成功に導くためには、歯科医師と歯科衛生士の綿密な連携が必要となる。今回はMFT臨床について、検査から指導内容の決定、指導、再評価のマネージメントについて討論したい。


  6.健康教育へ向けた矯正歯科医からの提言について

鈴木 博(日本学校歯科医会)

2005年4月〜現在 公益社団東京都学校歯科医会(都学歯)理事
2017年6月〜2021年6月  公益社団日本学校歯科医会(日学歯)理事
2021年6月〜現在 公益社団東京都学校歯科医会(都学歯)会長

著書や研究発表の実績:
共著:「学校歯科健康診断における歯列・咬合ならびに顎関節の診査基準の見直し」日学歯編 2015年
共著:「においの科学―知っておきたい口臭のABC−」都学歯編 2019年
共著:「GO(ジーオー)を科学する」都学歯編 2021年

抄録:
第77回大会では学校歯科健康診断の場で不正咬合の診査に矯正歯科医の協力が大きく貢献できることについて、第78回大会では健康診断の現場で具体的に何ができるかについて、第79回大会では矯正歯科医が、矯正を専門にしない学校歯科医とどのように連携を図るべきかについて話し合った。今回は健康診断後の事後措置において、不正咬合と診断された児童生徒に対してどのような健康教育が可能なのかについて討論したい。


  7.顎変形症の診断に3Dプリンター使用の利点

道田 将彦(みちだ矯正小児歯科)、山田 尋士(ヤマダ矯正歯科)

道田 将彦:
2006年3月 北海道大学歯学部卒業
2011年3月 広島大学矯正学大学院 博士号取得
2013年6月 日本矯正歯科学会 認定医取得

山田 尋士:
1991年3月 大阪歯科大学卒業
1991年4月 大阪歯科大学歯科矯正学教室入局
1996年6月 ヤマダ矯正歯科 開設

著書や研究発表の実績:
山田 尋士:
口腔内スキャナーの矯正歯科における有用性について ;第59回近畿東海矯正歯科学会(2017.7.2)、汎用性 3D プリンターの精度について;第59回近畿東海矯正歯科学会(2017.7.2)、
ブラケットとアライナー型矯正装置を複合した新しい治療コンセプトの紹介第1報:コンセプトの概要(2017日本矯正歯科学会)

抄録:
顎変形症の診断において、セファロメトリックプレディクション等、平面での分析・提示が長年使われてきたが、近年3次元シミュレーション画像診断、そして診断に3Dプリンターを活用できる環境が整ってきた。画面だけでなく実際の患者データによる造形したモデルから移動量など確認することは、2次元で不明瞭だった診断説明において矯正医・患者双方に利点があると思われる。今回、3次元資料の利点や欠点について討論したい。

Copyright 2020 The 80th Annual Meeting of the Japanese Orthodontic Society & the 5th International congress