コロナ第7波が、全国でかつてない感染者数の山を日々重ね、大阪府におきましても連日2万人を超える新規感染者数が報告されています。そして、それに対応する我々医療機関は非常に逼迫した状況に陥っています。従いまして、9月10日の現地開催の可否(是非)の判断を遅らせますと、参加を予定して頂いています皆様のご負担も増す一方でありますので、先日大阪支部長にもご参加頂き、協議致しました。
結論から申し上げますと、
第14回大阪支部学術集会の現地開催は断念し、誌面開催のみとする方向にさせて頂きました。ご参加を予定して頂いていました関係各位、会員の皆様には多大なご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。私共としましても、大変残念で苦渋の判断であります。
先月27日に大阪府に医療非常事態宣言が発令され、現在はBA.5対策強化地域の位置づけで今月27日までは少なくとも継続されるとのことですが、3年ぶりの行動制限を伴わないお盆シーズンに今まさに突入していますので、更なる感染者数の増加と共に宣言が延長される可能性は十分あるかと思います。
また、現状大阪府から発出されていますイベント開催に関します規定は決して厳しいものではありませんが、感染者数が近々ピークアウトしたとしましても重症患者対応等医療機関の負荷はその2週間程度後倒しになる事を考慮しますと、現地開催は望ましくないと判断致しました。当院もそうですが、多くの医療機関でクラスターが発生すると共に、職員の感染/濃厚接触に伴う就労制限/業務圧迫はこれまでで最も厳しい状況にあると思います。
振り返りますと、約2年半前に本会を担当させて頂くことが決まり、当初は2021年2月末の開催予定でしたが、コロナで1年順延させて頂き、さらに半年の後倒しとなっておりました。本会のテーマ「地域密着大阪型医療 ~2040年への路~」も、2年半前に定めたものであります。教育講演(基調講演)をお願い申し上げておりました加納繁照先生を始め大阪型医療の多くのリーダーの皆様、そしてそのご講演を楽しみにして頂いていた多くの会員の皆様には、重ね重ねお詫び申し上げます。
以上、関係各位ならびに会員の皆様のご理解、ご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年8月12日
第14回日本医療マネジメント学会大阪支部学術集会
会長 上田 祐二 / 学術集会事務局