会長挨拶
第44回日本産婦人科医会学術集会
会長 落合 和彦
一般社団法人・東京産婦人科医会 会長
関東ブロック産婦人科医会 会長

平成29年10月21日・22日両日にわたって紀尾井町カンファレンスにおいて第44回日本産婦人科医会学術集会を開催することになりました。この大会(以前は日母大会と称していた)を東京産婦人科医会が主管として開催するのは昭和52年第6回大会を渡辺行正会長が開催して以来40年ぶりのこととなります。東京らしい記憶に残る大会にしたいと現在、鋭意準備を進めております。今回の学術集会のテーマを「産婦人科新時代 ―近未来の産婦人科医療を展望する―」としたのは、新たな産婦人科医療を俯瞰できるような機会にしたいと考えたからであります。従来から産婦人科医療は「きつい」「きびしい」「きたない」といった所謂3Kの診療科とされてきました。訴訟問題も多く抱えることもあって産婦人科志望者は残念ながら頭打ちであります。しかし、一方で産婦人科医療には多くの夢があることもまた事実であり、実地臨床の中でこれらの「夢」を具現化されている先生方も少なからず見受けられます。そこで、これらの夢を希望に繋げ、さらにそれを現実のものとして示し、若い医師達が夢をもって、自信をもって今後の産婦人科医療に邁進できるような「形」を提示できればと考えております。特別講演、招聘講演もそれに沿って演者を選定したつもりでおります。とくに米国産婦人科学会(ACOG)の前会長である MS De Francesco 先生からは、産婦人科医療団体としてのACOGが行う生涯教育、社会活動について講演いただこうと考えております。日本産婦人科医会の今後の方向性について、大きな示唆を与えていただけるのではないかと思います。また、「近未来の産婦人科医療を展望する」と題したワークショップを企画し産婦人科それぞれの領域における新たな挑戦と可能性について言及いただこうと思っています。そのほか衆議院議員・野田聖子先生、国立保健医療科学院・林謙治先生、ジャーナリスト桜井よし子氏にはそれぞれの立場から我が国の医療とりわけ産婦人科医療の将来像についてご講演いただけるものと思っています。

関東ブロック産婦人科医会3,500名の会員が、それぞれホストとして皆様をお迎えしたいと存じます。全国からの多数ご参加をいただきますことを期待しております。

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