大会長挨拶
|
| 入山 茂美 |
この度、第44回日本国際保健医療学会西日本地方会の大会長を拝命いたしました名古屋大学医学系研究科総合保健学専攻看護科学の入山茂美です。
本地方会は、2026年3月21日(土)に、名古屋大学大幸キャンパスにて開催されます。
本地方会のテーマは、「在留外国人の母子保健-誰もが安心して妊娠。出産・子育てができる社会を目指して- Maternal and Child Healthcare for All foreign Residents: Aiming a Safe and Comfortable Pregnancy, Birth, and Childrearing」です。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行後、さらに在留外国人数は増加傾向となり、2024年末には過去最高の376万人となりました。そして日本国内で外国人の親から生まれた子どもも年間1万7000人程度と増加傾向です。日本政府は、外国人労働者や留学生の受け入れを積極的に進めていく方針であることから、今後も在留外国人は増加し、それに伴い、外国人母親の妊娠や出産も増加し、外国人母子への支援はさらに必要となります。 そこで、本地方会の教育講演では、在留外国人の母子保健の現状についての話題提供を行い、シンポジウムを通して、在留外国人母子への支援について皆様と一緒に考える機会を設けたいと思います。多くの皆様と外国人母子のへの支援について意見交換ができることを楽しみにしております。
是非、本地方会へのご参加をお待ちしております。
2025年9月吉日