ジャーナル倶楽部

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小児関連英語論文


第2回 2023年5月24日火曜日18時(オンライン) 担当:F

Columna L, Prieto LA, Beach P, Russo N, Foley JT. A randomized feasibility trial of a fundamental motor skill parent-mediated intervention for children with autism spectrum disorders. Int J Environ Res Public Health. 2021;18(23).

自閉症症候群の児童に対する親主導の機能的運動スキル無作為介入試験のための予備的調査

自閉症を持つ児童は運動機会を逸することが多く、そのことが運動スキルの上達を妨げていた。運動介入でスキルが改善するとの報告も多いが、親主導の介入研究はない。著者らは、親を巻き込む形での介入について2つのパターン(セミナー形式とホームエクササイズ形式)を考え、それらが効果的かどうか15名の対象で調べてみた。介入の受け入れはよかったので、人数を増やして検討していく。今回はホームエクササイズの方が効果的だった。ただし対照群はなかった。


第1回 2023年4月25日火曜日18時(オンライン) 担当:佐藤

Pagaki-Skaliora M, Morrow E, Theologis T. Telehealth and Remote Interventions for Children With Cerebral Palsy: Scoping Review. JMIR Rehabil Assist Technol. 2022;9(4):e36842.

脳性麻痺児に対する遠隔リモート介入 :予備的文献調査

著者らはオックスフォード大学の整形外科に所属する人たちで、コロナ禍で拡大した脳性麻痺児に対する遠隔リハの現状を知る目的で文献調査を行った。遠隔リハとしては、上肢に対するものが多く、ゲームを使ったものから、ウエブ会議システムを使ったものから様々であった。報告数は、今回もレビュー論文を含め11例であった。遠隔リハは治療として「おすすめ」できるだけのエビデンスに乏しいが、今後の発展も期待できる。特に、下肢機能、バランス機能、痛みのコントロールへの応用が期待できる。


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