近年の高齢多死社会の進行に伴う在宅や施設における療養や看取りの需要の増大を背景に、地域包括ケアシステムの構築がすすめられていることを踏まえ、病院だけでなく在宅および高齢者施設等も想定したものになるよう、平成 30 年3月に「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」へと改訂されました。
令和5年度も昨年度に引き続き、生活の場、暮らしの場でのガイドラインの活用およびアドバンス・ケア・プランニング(ACP:人生会議)の実践に焦点を当てた、「意思決定支援教育プログラム:在宅医療・ケア従事者版(E-FIELD Home:Education For Implementing End-of-Life Discussion at Home)」を活用した相談員研修会を実施いたします。
※ 昨年度の在宅医療・ケア従事者版研修プログラムにつきましては、以下のWebページをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33381.html
開催要項 | ||
研修名 |
本人の意向を尊重した意思決定のための研修会 在宅医療・施設ケア従事者版 相談員研修会 生活の場、暮らしの場でのガイドラインの活用およびACPの実践 |
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研修予定 | 日程 | 会場 |
令和5年10月22日(日) | Web開催 | |
令和5年11月5日(日) | Web開催 | |
令和5年12月3日(日) | Web開催 | |
令和5年12月10日(日) | Web開催 | |
募集人数 | 1開催あたり約80名程度 | |
募集期間 | 令和5年6月1日(木) ~ 令和5年7月14日(金) 正午 | |
参加費 | 無料 ※Web会議ソフトであるZOOMを用いて行います |
プログラム(予定) | ||||
開始 | 終了 | 時間 | プログラム | 主旨、構成内容 |
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08:15 | 09:00 | 45 | 受付 | |
09:00 | 09:15 | 15 | イントロダクション | |
09:15 | 09:35 | 20 | 講義 | 暮らしの場での意思決定支援とは |
09:35 | 10:50 | 75 | 講義・グループワーク | 本人の意思決定する力を考える |
10:50 | 11:00 | 10 | 休 憩 | |
11:00 | 12:25 | 85 | 講義・グループワーク | 本人の意思の確認ができる場合の進め方 |
12:25 | 12:35 | 10 | 質疑応答 | |
12:35 | 13:20 | 45 | 昼 食 | |
13:20 | 14:45 | 85 | 講義・グループワーク | 本人の意思を推定する |
14:45 | 14:55 | 10 | 休 憩 | |
14:55 | 16:10 | 75 | 講義・グループワーク | 本人にとって最善の方針について合意する |
16:10 | 16:25 | 15 | 質疑応答 | STEP3・4に関する質疑応答 |
16:25 | 16:40 | 15 | 振り返り | グループワーク 研修の感想、明日からの具体的な行動を共有 |
16:40 | 16:55 | 15 | まとめ | 講義「地域で紡ぐACP」 |
16:55 | 17:00 | 5 | 事務連絡 | 事後アンケートの説明 |
※プログラムは改訂中であり、変更の可能性がございます。
以下の全て条件を満たす者(必ず個人単位で応募すること。但し同一施設から複数人の応募は可能)
1 各機関等において、人生の最終段階における医療・ケアに関する意思決定に携わっている医療福祉従事者(医師・看護師・MSW・ケアマネジャー・施設ケアスタッフ等)であること
2 本研修の趣旨は「生活の場・暮らしの場における当該ガイドラインの活用及びACPの実践」としているため、在宅医療・介護施設従事者版としている。しかし、地域包括ケア・地域共生社会構築の文脈で、病院・在宅・施設問わず、地域全体で本人の意向を支える仕組みづくりは非常に重要であり、病院の医療職の参加も可能である
3 当日9時~17時の1日研修に途中退席することなく参加できること
4 インターネットにカメラ付きのコンピューターを使ってアクセスできること
●インターネット環境(スマートフォンのテザリングや、携帯型Wi-fi通信機の利用は推奨できません。アップロード、ダウンロード速度が3.0Mbps以上を安定して確保できる環境を推奨します。※速度テスト方法:研修に使用する環境で、 https://www.google.co.jp/ から「インターネット速度」と検索し、「速度テストを実行」)
●カメラ付きコンピューター(最新のZOOMアプリをダウンロードしておくこと)
●マイク付きヘッドホンでの参加を推奨いたします
5 上記の医療福祉従事者は、原則として、研修会受講時点において、人生の最終段階における医療・ケアに携わる者としての経験が3年以上であることが望ましく、研修修了後も引き続き、当該医療・ケアに携わる予定である者であること
6 研修修了後、本事業に協力し、各医療機関等において「人生の最終段階における本人の意向を尊重した意思決定支援」を実践すること
7 本事業にかかる調査や研究等に協力すること
8 本研修会を修了したことについて、厚生労働省及び都道府県に対して、氏名、所属及び連絡先と併せて報告することに同意すること
参加申込フォームよりお申し込みください。
1「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を事前に熟読ください。
2「ガイドライン総論」および「臨床における倫理の基礎:HOME版」に関する動画を視聴してください。
・上記につきましては、参加決定後に課題を案内させていただきます。
・課題を終了していただいた時点で、当日の受講方法を案内させていただきます。
・Zoomでの参加が不安という方のために、Zoomの使い方講座を事前に開講します。
・Zoomの使い方がよく分からない、一人で操作するのは不安という方は、ぜひ受講ください。
・研修会の申し込みの際に、事前講習を希望することができます。
令和5年度「人生の最終段階における医療・ケア体制整備事業」
研修会事務局(オスカー・ジャパン株式会社 研修支援事業部)
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
TEL:0422-24-6813(平日10時~12時、13時~16時)
E-mail: eol-kenshu@oscar-japan.com
木澤 義之
筑波大学医学医療系 臨床医学域 緩和医療学
〒305-8575 茨城県つくば市天王台1-1-1
TEL:029-853-3056 E-mail: eol_education@tsukuba.ac.jp
山岸 暁美
一般社団法人 コミュニティヘルス研究機構
慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
E-mail: e.field.homesince2021@gmail.com