磁気刺激法に関する委員会からのお知らせ
磁気刺激法に関する委員会では、磁気刺激のスタンダードな方法(脳波と筋電図22:218-219、1994.、脳波と筋電図24:83-84、1996.)、動物実験での安全性(脳波と筋電図26:265-267、1998.)、臨床での安全性(脳波と筋電図21:76-78、1993.、脳波と筋電図24:229-231、1996.)などについて検討を重ね、提言を行った(脳波と筋電図27:306、1999.)。
最近、低頻度経頭蓋磁気刺激法が治療に用いられているが、これに関するガイドラインはない。数年前に検査のための指針が出されたが、低頻度経頭蓋磁気刺激法を治療に用いることは考慮していなかった。低頻度経頭蓋磁気刺激法を治療に用いる時には、安全性を考慮して刺激回数を最大週500回を上限として施行することが提案され、委員会ではほぼ妥当な刺激回数の上限であると考えられた。これ以外の刺激のパラメータについては、高頻度経頭蓋磁気刺激法での指針に添って行うことが望ましいと考えられた。
磁気刺激法に関する委員会
委員長:木村 淳
副委員長:眞野行生
委員:宇川義一、梶 龍兒、加藤元博、河村弘庸、玉置哲也、辻 貞俊、町田正文