OHWW-MeD = オーメッド
働く女性医師の夫の会HP = Howdyも見てください

Organization for Husbands of Working Woman Medical Doctor



働く女医の夫の会
自称副会長-藤巻高光よりのアピール

家庭をもちながら働く女性は決して楽ではありません。伝統的男性社会にお いて「女性にたいする社会の偏見」は医者の社会においても厳然とあり、ま た仕事の性質上、時間との戦いの要素の大きい女医が家庭を持ち、子供を育 てながら働くことには大きなハンディキャップを伴うといわざるを得ませ ん。しかし、労働資源として人口の半分をしめる女性が医学領域へ進出する ことはますます盛んになると思われます。 女性と男性には厳然とした肉体 的、そして、個人差はあるとはいえ、精神構造にも差があると思われます。 それはお互いに補いあうものであり、けっして対立するものではないと考え られます。あえてステレオタイプに当てはめると、(わたし自身それに必ず しも賛成するものではありませんが)女性は細やかな心配り、緻密な計画性 といった特徴をもっているといわれています。こういった性格は臨床医学の 分野で病める人々にとってよい医療者たる必要条件となると思われ、また基 礎医学研究の面でも、きちんとしたデータを出していく上で重要な要素にな ると思われます。 一方、生物としての人間を考えると、種の保存のために はやはり子孫を残していくことが必要です。その場合、当然子供を作り、そ だてていく必要があります。 上にものべたように社会資源として重要な女 性ですが、妊娠、出産という期間、どうしても時間的、肉体的制約を受けま す。そして母乳による育児が良いとされますが、授乳も残念ながらわれわれ 男性にはできません。しかし、それ以外の分野での家事を含む協力は、お互 いの信頼関係でなんとか理論的には補いあえるはずです。 一方、ひるが えって男性の側からみると、現代日本社会では、深夜までの労働が当たり前 となっており、また医療の現場では、現実に待ったなしの状況があります。 いろいろな研究会、カンファランスなども夜間に行われることも少なくあり ません。働く女医を妻にもつ夫としては、妻が仕事の都合で帰宅できない 時、自宅では子供たちが孤児状態になるのを避けるため、なにがあろうと自 宅に帰らざるをえなくなりますが、それは決して容易なことではありませ ん。 保育所、託児所ひとつとっても現代の日本のシステムでは友働きの夫 婦が安心して働ける状況ではありません。個人の努力の限界を超えていると いっても過言ではないと思います。 高齢化社会が間近に迫り、医療、福祉 の分野での若年の労働力の半分をしめる女性が安心して子育てをしながら働 ける社会をつくっていく必要があるのではないでしょうか。出生率の低下の うらにはそういった事情もあるように思います。 みなさまのご意見をお待 ちしております。
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