近年、インターネットの普及により、世界中のいろいろな機種のコンピュータを利用し、さまざまな情報交換、情報発信が行われてきている。国内の麻酔科領域でも、既に多施設より情報発信がなされており、ペインクリニック関連の情報の公開も行われている。
ペインクリニック関連では、関連疾患や神経ブロックの紹介を行っているところは多くなっているが、World Wide Web (WWW)の大きなメリットである画像情報を提供しているところは少ない。
今回、大学医療情報ネットワークホームページ(UMIN)のサーバーを利用し、ペインクリニック関連の画像情報を公開した。UMINのサーバーは医師で、ペインクリニック学会員であれば、無料で利用でき、ファイルの容量の制限もなく、個人的に大量の画像を提供する場所として有用である。現在提供する画像として、帯状疱疹、顔面神経麻痺、ハント症候群、閉塞性動脈硬化症、などの疾患。サーモグラフィー、レントゲンなどの検査所見。星状神経節ブロック、硬膜外ブロック、トリガーポイント注射などのブロックである。
画像ファイルは、スライドフィルムからフィルムスキャナー(Nikon Coolscan)で取り込んだも、デジタルカメラ(Kodak DC50)で取り込んだものをPhoto Shop(Adobe)で適当な大きさに編集し、JPEG形式で保存した。それらの画像ファイルに簡単な解説を加えてWWW上に公開した。
これらの情報をインターネット上に公開し、情報交換を行っていくことは、日常の診療に役立つだけでなく、一般の方々に、ペインクリニックについて理解を深めてもらうために、極めて有効的な手段と考えられる。
なお、これらの情報はhttp://square.umin.u-tokyo.ac.jp/nishioka/painclinic/に公開している。