このページは、2004年1月11日に、日本臨床心理士会主催の「第11回医療における心理臨床ワークショップ」が大正大学巣鴨校舎で開催されたことをきっかけにして作られました。ワークショップ全体会のテーマは「医療と心理臨床―特に遺伝医療を中心に」でした(プログラムはこのページの最後に掲載)。午後も、「遺伝カウンセリング」の分科会が行われました。全体会には約800人の参加があり、分科会だけでも約200人の参加があり、この領域への関心の高さがうかがうことができました。全体会、分科会を通して、勉強したいが機会がない、情報交換の場はあるのか、という質問を受けました。事例検討会のような勉強の場を定期的に設けるまでには至っていませんが、せめて情報交換の一助になればと思い、このページを作ることを思い立ちました。こまめに更新する余裕はたぶんないと思いますが、とりあえずの情報を載せておきます。(2004年1月12日 玉井真理子)
■最近のこと■
本(2005)年度の日本臨床心理士会主催のワークショップは2006年1月8日に行われます。遺伝の分科会もあります。
『遺伝相談と心理臨床』(金剛出版、2005年)が出ました。訂正がありますので、こちらをご覧下さい。
■臨床心理士が遺伝相談外来にかかわっている施設(いずれも予約制ですので、相談される場合はあらかじめ電話でお問い合わせ下さい)
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http://www.city.osaka.jp/kenkoufukushi/ocgh/jusin/gairai/index.html |
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大阪大学病院遺伝子診療部 |
http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/index.html |
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鹿児島大学病院遺伝カウンセリング室 |
http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~genec/ |
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京都大学病院遺伝子診療部 |
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/idennet/ |
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慶応大学病院遺伝子診療部 |
http://www.hosp.med.keio.ac.jp/ |
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国立精神・神経センター武蔵病院 |
http://www.ncnp.go.jp/hospital/ |
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自治医科大学病院遺伝子診療部 |
http://www.jichi.ac.jp/hospital/top/ |
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信州大学病院遺伝子診療部 |
http://genetopia.md.shinshu-u.ac.jp/index2.htm |
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聖隷浜松病院 |
http://www.seirei.or.jp/hamamatsu/ |
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千葉大学附属病院遺伝カウンセリング室 |
http://www.ho.chiba-u.ac.jp/GC/home%20page.htm |
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東京女子医科大学病院遺伝子医療センター |
http://www.twmu.ac.jp/IMG/ |
(五十音順)ほかにありましたらご連絡ください!
■遺伝医療について勉強したいとき(*ただし、心理系の学会や研究会ではありません)
◇遺伝医学セミナー
問い合わせ先:日本人類遺伝学会遺伝医学セミナー実行委員会
◇遺伝相談医師カウンセラー研修会
問い合わせ先:社団法人 日本家族計画協会 遺伝相談センター
〒162-0843
TEL:03-3267-2600,FAX:03-3269-6294
あるいは、日本遺伝カウンセリング学会
◇遺伝カウンセラーリフレッシュセミナー
問い合わせ先:同上
◇コメディカルスタッフのための遺伝相談セミナー(初級・上級)
問い合わせ先:同上
◇遺伝看護研究会公開学習会
問い合わせ先:遺伝看護研究会
◇家族性腫瘍カウンセラー養成セミナー
問い合わせ:家族性腫瘍研究会
◇その他
いでんネットの関連学会・研究会・セミナー情報(http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/idennet/idensoudan/conference.html)をご覧下さい。
■2004年1月11日のワークショップ分科会での質問に答えて:
*全体会の講演「遺伝医療に心理士としてかかわる」で使ったパワーポイントをご希望の方にお送りしますので、玉井までご連絡下さい。ただし、原則として、ワークショップに参加して直接講演を聞いてくださった方に限ります。
*質問1「医師との面談に心理士が陪席すると、医療側の人数が多くて、クライエントが萎縮しないか?」→信州大学遺伝子診療部では、通常、医師1名に看護師1名と心理士1名が陪席しています。医師が2名で担当する場合は、4名になります。医師が1名でも大学院の実習生が入るとやはり4名になってしまいます。たしかに人数は多いと思います。ただし、人数が多くてクライエントが萎縮しないように、次のような配慮をしています。ひとつは、医師が診察室(相談室)に来る前に、看護師と心理士で挨拶をして、陪席に関して事前にクライエントにひとことお断りするということです。実際には「一緒にお話を聞かせていただいていいですか。そして、終わった後少しお話を聞かせていただいていいですか」という言い方になります。もちろん、クライエントからすれば、嫌とは言えない、つまり無言の圧力がそこにはあるのかもしれませんが、なるべくそうならないように、医師を呼ぶ前に、看護師と心理士で世間話をするなどして、医師が来る前に場をなごませておき、なるべく、「なんでも聞いていいんだ」「いろんな話しをしていいんだ」と思ってもらえるような雰囲気作りをします。この事前の雰囲気作りが、ふたつめの工夫です。緊張したままよりも、できるだけリラックスしてもらった方が、相談が実り多いものになることは言うまでもありません。当診療部では、看護師が電話によるインテークを行い、その際に家族歴をとったり受診目的を確認したりしますので、受診されたとき多くのクライエントは看護師の顔を見てホッとした表情を見せます。それに対して心理はまったくの初対面ですから、そこで、看護師の力を借りながら上手に出会うことが必要になってくると思います。(回答 玉井)
■最近の論文より
金剛出版刊『臨床心理学』第4巻第1号(B5判/180頁/1,680円(税込)/2004年1月)
女性の発達臨床心理学・第7回「出生前診断・選択的中絶と障害受容・治療拒否」玉井真理子
■「遺伝外来で思うこと」連載中
最相葉月さんのサイト『受精卵は人か否か』の「サポーターの宝箱」のコーナーで連載しています。こちらです。
■劇団ジェネトピア
信州大学医学部附属病院遺伝子診療部のスタッフは、「ジェネトピア」という素人劇団をつくって、遺伝についての啓発活動を行っています。これまでに3つの作品をつくり、4回の公演を行いましたが、第2回公演「あなたのそばに」、第3回公演「絆」のビデオをご覧になりたい方は、玉井までご連絡下さい。
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【参考資料】「第11回医療における心理臨床ワークショップ」のプログラム
場 所 大正大学 巣鴨校舎
趣 旨 このワークショップは、従来「日本HIVカウンセリングワークショップ」という名称で過去10年間毎年開催して参りました。その積み重ねを土台に今期からは標記の名称のもと、さまざまな医療領域における心理臨床家の役割と課題を検討していく予定です。多くの方々のご参加をお待ち致しております。
対 象 臨床心理士、心理職、および臨床心理士をめざす大学院生、今回のテーマに関心をお持ちの医療・福祉・行政 関係者(守秘義務を有するもの)
定 員 400名(先着順)
参加費 5000円 大学院生4000円
主 催 日本臨床心理士会
後 援 (財)エイズ予防財団/(財)日本臨床心理士資格認定協会/日本心理臨床学会/東京臨床心理士会
9:30〜10:00 受付
10:00〜10:15 開会式
10:15-12:30 全体会
○講演とシンポジウム「医療と心理臨床―特に遺伝医療を中心に」
司会 稲田正文(川崎医療福祉大学)、伊藤良子(京都大学大学院教育学研究科)
基調講演 「医療と心理臨床」 成田善弘(桜クリニック)
シンポジスト「遺伝医療とは何か」福嶋義光(信州大学医学部附属病院遺伝子診療部) シンポジスト「遺伝医療に臨床心理士としてかかわるということ」玉井真理子(信州大学医学部保健学科)
指定討論「近接領域(HIV/AIDS)から」兒玉憲一(広島大学大学院教育学研究科)
指定討論「精神科領域から」 望月秋一(北信総合病院心理療法科)
全体討論
12:30-13:30 昼休み
13:30-16:30 分科会(尚、閉会式は各分科会において行います)
○分科会A 「遺伝カウンセリング」
遺伝子医療の研究が進み、出生前診断や発症前遺伝子診断がマスコミにもとりあげられるようになっている今、様々な拡がりをみせている遺伝カウンセリングの実際を紹介します。事例を通して、遺伝カウンセリングに必要な知識を紹介し、心理的な援助について検討していく分科会とします。
司会 玉井真理子(前出)
話題提供 浦野真理(東京女子医科大学小児科心理室)
指定討論 伊藤良子(前出)
○分科会B 「がんカウンセリング」
がん診断後の臨床経過における患者さんのさまざまな心理社会的問題に対する支援について、がん医療に従事する臨床心理士より具体的な報告・提言を行い、今後の援助のあり方、方向性等について検討したいと思います。
司会 小池眞規子(目白大学人間社会学部心理カウンセリング学科)
話題提供 栗原幸江(静岡県立静岡がんセンター)
指定討論 兒玉憲一(前出)
○分科会C 「HIVカウンセリング−入門編−」
HIV臨床を始めた方や、この分野に興味を抱き、将来関わる可能性のある方を対象とします。臨床の際に役立つ基本的な知識や情報を押さえる一方で、カウンセリングを行う上で
必要と思われる項目を選別し検討していきます。
司会 矢永由里子(国立病院九州医療センター感染症対策室)
話題提供 高田知恵子(東京都医療サービス部感染症対策課エイズ対策係)、
○分科会D 「HIVカウンセリング−応用編−」
事例検討を中心に、HIVカウンセリングの現状と課題について討議します。併せて、治療に関する最新の知見を紹介します。実践者、およびHIVカウンセリングによる 援助の実際について、関心のある方はどなたでもご参加ください。
司会 古谷野淳子(
情報提供 小島賢一(荻窪病院血液科)
事例提供 内野悌司(広島大学保健管理センター)
紅林洋子(静岡県立こども病院指導相談室) 指定討論
松本智子(慶応義塾大学医学部精神神経科)
○分科会E 「医療現場における心理臨床の機能」
臨床心理士8名が勤務する総合病院にあって、各科から依頼される仕事も実に多岐にわたっている。様々な疾患や状況下に於けるカウンセリングの他、人間ドック、慢性疾患の指導、育児支援、虐待防止、ホスピス、看護教育など、総合病院の多様な役割を有機的につなぐ心理臨床の機能と課題について紹介します。何かと厳しい状況下、
病院臨床の今後に向けて自由に話し合えればと思います。
司会 米良哲美(埼玉社会保険病院心理療法室)
話題提供 木村佐宜子(聖マリア病院心理療法科)
指定討論 成田善弘(前出)