ワクチン支持率に見る世代分断
Government of the elderly, by the elderly, for the elderly
「こんな日本に誰がした」って嘆くのは決まってそうした張本人達の世代なんですよね。
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首相「ワクチン一本で行きたい」…二階氏「政治も政局も全てワクチンだ」と応じる 読売新聞 2021/07/07
首 相が「ワクチンをなるべく早くということで頑張る。今はもうワクチン一本で行きたい」と述べると、二階氏は「政治も政局も全てワクチン(次第)だ。しっか りやりましょう」と応じたという。東京都議選ではワクチン供給の遅れが自民党の苦戦を招いたとみられており、首相と二階氏は衆院選に向け、接種拡大に全力 を挙げる考えだ。
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平均年齢55.5歳、最年長は二階氏 20代当選は1人【21衆院選(時事ドットコムニュース 2021/11/10
 衆院選当選者の平均年齢は55.5歳で、前回の54.7歳から上昇した。最年長は自民党の二階俊博前幹事長の82歳。80代で当選した4人はいずれも同党。最年少は立憲民主党の馬場雄基氏の29歳。20代で当選したのは馬場氏のみだった。→政党別当選者の平均年齢解説図
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ワクチン支持率に見る分断の典型
65歳以上と未満の接種率は「新型コロナワクチンの接種状況」 のページから簡単に算出できます。御覧の通りワクチン支持率は,65歳以上で7割/未満で7人に一人と,世代間の乖離が顕著です。市民の観点からは、孫への接種を巡って祖父 母と親が反目するという、家族内同調圧力を巡る葛藤の構図が決して希ではなく、ましてやデマではなく、むしろ普遍的な事実であることを示しています。高齢者の,高齢者による,高齢者のための接種を推進してきた政治家,官僚,医師,そして伝統的メディアは高齢者(全人口の3割x70%=2割)の信用を勝ち得る代わりに,それより若い世代(全人口の7割x86%=6割)の信用を失ったことになります。

あと3ヶ月で何がどう変わっていくのか
選挙まであと3ヶ月。この表に示したワクチン支持率が有権者の行動とどんな関係があるのか?誰にもわかりません。何もかもが流動的ですし、何がどう変わった時、どこにどんなに影響があるのかも見当がつきません。そもそもこんな数字なんかより、さらには選挙なんかより、もっと大切なことがあると考える人の方が圧倒的に多いでしょう。実は私もその一人です。ではなぜこんな記事を書いているのか?それは「新コロバブルの物語」自体が、感染症に関して何の専門資格を持たない、ムショ勤めの私の趣味だからです。法曹資格を持たない私の「法的リテラシー」と同様に。

職務か趣味か
新コロバブルの物語
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