東京物語

前回,スコットランドの義理人情,任侠道について述べたが,ではスコットランド人に日本人の義理人情をわかってもらうためには,どうすればいいか?私は,ずばり,小津安二郎の”東京物語”をお勧めする.世界が認める天才小津が,日本人の義理人情を余すところなく描いている.

私は,グラスゴーにいた時に,BBCでこの作品を見て,なぜ,小津が天才と言われたのか,初代の”ウルトラマン”で地球防衛隊の司令長官を例によって不細工に演じていた笠 智衆が,なぜ名優と言われたのか,それから,原節子が大女優だったのは,美貌ゆえではなかったことが,初めて理解できた.

あれほど濃やかな感情は,現在の日本からは表面的にはもう失せてしまったようにも見えますが,まだ我々の底流には残っていると信じている.

世界的に有名な作品なので,スコットランドでもレンタルビデオや購入は簡単だろう.ちなみに,Filmworldでは,値段は22ポンドであった.

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