職業差別

警 察官・検察官・裁判官は脈の取り方一つ知らないのに医師や看護師を冤罪に陥れるとやはり脈の取り方一つ知らないジャーナリスト達から賞賛を受ける。でも、 タクシー運転手は医師に代わって診療しただけでお縄になってしまう。何が言いたいのかだって? だって、タクシー運転手も、警察官・検察官・裁判官も、 ジャーナリストも、みんな脈の取り方一つ知らないのに、警察官・検察官・裁判官は、医師や看護師を冤罪に陥れる、つまり医師や看護師が金輪際仕事ができな いようにすると褒められて、タクシー運転手の場合には、忙しいお医者さん達の負担を少しでも減らしてあげようと思って働いたのに、お縄になっちゃうってお かしいじゃん。タクシー運転手に対する国家権力の差別、弾圧以外の何物でもないじゃん。

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2000万円荒稼ぎ 「ニセ眼科医」2年半だまし通せた勤務態度 日刊ゲンダイ 2015年6月26日
 ニセ医者が2000万円を荒稼ぎした事件。茨城県警に逮捕されたのは東京・品川区のタクシー運転手・大賀達夫容疑者(51)だ。
 今年1月4日から19日まで茨城県ひたちなか市の眼科診療所で、無免許で5人の患者を診察したため、医師法違反(無資格医業)でお縄となった。
 大賀容疑者は実在する男性医師になりすまし、2012年6月から23府県・37カ所の病院や診療所で医療行為を繰り返していた。医師になりすませたのは大賀容疑者が人材派遣業を営んでいたからだった。
「大賀容疑者は島根県出身。名古屋市で派遣業を運営していたが、資金ショートに陥った。そこで派遣を依頼してきて預かった男性医師の医師免許証の写しを別の業者に提出して登録。あちこちの病院から呼ばれて約380日間働いたのです」(捜査事情通)
 日当の相場は5万円で、10万円払う病院もあった。今年1月までの間に2300人を診察し、少なくとも2000万円を稼いだとみられている。
  「大賀容疑者が眼科医のふりができたのは以前、眼鏡レンズメーカーに勤務していたから。眼科に関する知識がある上に独学もしたらしい。視力検査のほか患者 の目に光を当てて目の傷を調べたり、コンタクトレンズや点眼液などの処方箋を交付していた。堂々とした勤務ぶりのため誰も疑わなかったそうです。報酬は銀 行振り込みで受け取っていました」(捜査事情通)
 悪事がバレたのは、なりすまされていた本物の医師の通報がきっかけだった。
 今年1月、医師が自治体から納税について問い合わせを受け、自分が関与していない報酬が払われていることに気づいて警察に通報。県警がひたちなか市内の診療所で働いていた大賀容疑者を事情聴取した。
「大賀容疑者は“カネに困ってやった”とあっさり認め、その後は都内でタクシー運転手をして生活していた。県警は慎重に捜査を続け、6月22日に逮捕。地方の病院は医師不足のため、本人かどうかの確認を怠ったようです」(前出の事情通)
 2300人もの人がニセ医師にかかっていたとは恐ろしい事件だ。
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