おまじないの同調圧力

「どんな些細な贈り物でも,販促効果はある」ってエビデンスはあるようだけど,その効果も,各社が横並びでやっていたら,結局は帳消しになるわけで,そんな「おまじない」は,みんな横並びで止めたいと思っていた.
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IFPMAコード改定、贈り物や販促物禁止へ  クエニ理事長 日刊薬業 2018年07月24日 
 国際製薬団体連合会(IFPMA)のトーマス・クエニ理事長は19日、都内で開催された「2018 APECビジネス・エシックス・フォーラム(東京会議)」で、来年発効するIFPMAのコード・オブ・プラクティス改定版について説明した。改定版コードでは贈り物や販促物の提供を世界的に禁止する。香典や月餅のような、国民的・文化的・宗教的な行事での贈り物の慣習に基づく例外規定はなくす。職場で使用するポストイットやカレンダー、スケジュール帳といった販促物の提供も禁止する。
 IFPMAは現在、改定版コードの施行に向けて準備作業を進めている。改定版コードの内容は欧米の現行指針と合致しているという。クエニ理事長は、倫理に関するAPECバイオ医薬品ワーキンググループの共同議長も務めている。
 18日から20日まで開かれたAPECのビジネス・エシックス・フォーラム東京会議では、「日本における倫理的連携のためのコンセンサス・フレームワーク」への署名が行われた。同フレームワークは、患者利益の最大化を目的としたもの。▽患者最優先▽倫理的な研究と技術の革新を支持▽中立性と倫理的な行動を保証▽透明性の確保と説明責任を推進―の4原則を中心に構成されている。調印式では日本製薬団体連合会と日本医療機器産業連合会のほかに、日本国内の患者団体や、日本医師会などの医療関係団体、厚生労働省などが署名に参加した。
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