診療録開示:米国の場合

当たり前だろ.アメリカでも日本でも,開示された診療録が裁判に使われないという保証は,どこにもない.開示を拒否しても証拠保全という手段もある.挙げ句の果てに行われる裁判は真相を究明するどころか真実を隠蔽する.そんな状況下で,ハゲタカ弁護士に喜んで餌やる馬鹿がどこにいるってんだよ.ふん,馬鹿馬鹿しい.
参考
医療事故訴訟は被害者を救済しない
勝者なき医療事故裁判 :民事訴訟もまた真実発見の場ではない
医療事故裁判が隠蔽する「不都合な真実」
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トップクラスの病院でも診療記録の開示には消極的 調査 M3.com 2018年10月22日
 米国のトップクラスの病院でも、患者が自分の診療記録を入手するにはさまざまな障壁があることが、米イェール大学のCarolyn Lye氏らによる研究から明らかになった。この研究結果は「JAMA Network Open」10月5日オンライン版に発表された。(JAMA Network Open. 2018;1(6):e183014
 米国では連邦法により、医療施設は手ごろな費用で、迅速かつ患者が希望する形式で診療記録を開示することが定められている。しかし、Lye氏らの研究では、多くの病院で患者が診療記録の開示を請求するプロセスは複雑で、費用も高いことが分かったという。
 Lye氏は「同じ医療施設内や施設間で、患者が請求できる診療情報の説明内容や提供される際の情報の形式、費用には大きなばらつきがあることが分かった。また、診療情報の提供までにかかる時間や費用に関して、州や連邦の規則に違反している例がかなりあることも明らかになった」と説明している。
 Lye氏らは今回、米国の病院ランキングで上位に入る29州の83施設における診療記録部門を対象に調査を実施した。その結果、診療記録の開示を求める申請書に基づき、患者に全ての記録を開示していた病院の割合はわずか53%だった。これに対し、電話で診療記録の開示を請求した場合には、調査対象となった全施設が患者に全ての記録を開示できると回答した。
 また、診療記録の開示請求を申請書で行うのか電話で行うのかによって、診療記録が提供される際の形式(手渡しや郵送、ファクシミリ、電子メール、CD、患者向けポータルの利用など)が異なることも分かった。さらに、調査対象となった病院の58%で診療記録の開示にかかる費用は、連邦政府が推奨する料金(6.5ドル、約730円)を上回っており、ある病院では200ページの記録を入手するのに541.5ドル(約6万円)かかることが明らかになった。
 Lye氏は「全ての病院で診療記録の申請プロセスを簡略化し、要求した診療記録が迅速かつ手頃な費用で開示されるようにするには、患者の診療情報を入手する権利を強化する必要がある」と強調している。また、「診療記録が適切かつ迅速に開示されなければ、患者は自分の身体の状態を正確に把握できず、医師とコミュニケーションをとるのに必要な情報が得られなくなってしまう可能性がある」と付け加えている。
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