10か年戦略

垣添忠生 国立がんセンター総長の談話から

”米国ではがんによる死亡数は減少しているが、日本は増えている。日本でもがんの死亡を減らせるか、大切な10年だ。

「がん克服新10か年戦略(94-2003年度)」に引き続いて,また,次の10か年戦略に向けての総長談話である.しかし,米国ではがんによる死亡数は減少しているが、日本は増えているって,どういうこっちゃ.がんセンター設立以来数十年,膨大な予算を使って,あんたやあんたの子分は何をやっていたんだ.これじゃあ,実現不可能な地震予知のために,永遠に予算を要求しつづける学者と同じじゃないか.

基礎研究振興も結構,QOL向上も結構だが,肝腎の死人が増えているだって?アメリカで減っているのに?野球だっていい勝負ができるのに,国家予算を投入した癌の治療では完敗か?そんなことで,納税者に申し訳が立つとでも思っているのか?

多分10年後にはあんたは死んでるかアルツハイマーになっているのかどちらかだから,今回の10か年戦略がまたもや失敗に終わっても,あんたは責任は執らないで済むと思っているのだろうが,これまでの責任はどうなっているのか?

事業の失敗の責任も取らずに総長の椅子にしがみつくだけでなく,もっと金をよこせと言っても,誰からも攻撃されないどころか,ご機嫌取りの取材まで受けられるんだから,結構な御身分だ.

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