情報提供解禁?

アホ!今の時代に、そんなもんが「解禁」になるわけねえだろ。みんな自分でネットで自由に調べられるんだから。そして、その「解禁」が、「ドラッグ・ラグやデバイス・ラグの解消」になると考えるお目出度さ!なんとまあ、幼稚な「規制改革」だろうか。そんな会議こそ、仕分けしなくちゃ!今時、高校生の文化祭でも、もちっとましな研究発表やってくれるぜ!

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規制改革分科会  未承認薬の情報提供解禁を検討(日刊薬業 2010年5月6日 )

政府の行政刷新会議の「規制・制度改革に関する分科会」が4月30日に示した67項目の中間検討状況の中に、「未承認の医薬品・医療機器・医療技術などの情報提供解禁」が盛り込まれていることが分かった。国際学会で発表され、欧米の医療関係者が普通にアクセスできる医療情報について、企業からの情報提供を認めるよう規制緩和を求めている。中間検討状況では「2010年度中に措置」とされている。今後、6月をめどとする最終報告に向けて、厚生労働省と調整することになる。

同分科会によると、未承認の医薬品・医療機器・医療技術などの情報提供行為自体は規制されていないが、1980年の厚生省薬務局長通知(55年通知)などでは、その内容が販売促進につながる広告宣伝と解釈される場合は規制対象にしている。そのため、国内未承認の段階で製薬企業などが情報提供すると「プロモーション行為」と解釈されてしまいやすく、企業側が情報提供に慎重になっているという。その結果、医師が自主的に海外のウェブサイトなどで情報収集している現状があることなどから、同分科会では、ドラッグ・ラグやデバイス・ラグの解消に向けて、海外で開発中の医薬品や医療機器、医療技術などの情報提供解禁を求めた。
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