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今回伝統ある日本産科婦人科学会関東連合地方部会を担当いたしますこと大変光栄に存じております。本学会は103回と歴史を重ね学術的交流の場として、生涯研修を支える機会としてゆるぎない地歩を築いてまいりました。しかし、最近本学会のあり方を根幹より見直す気運が芽生え、ここ数年本会の企画運営は各会長が意匠をこらされ毎回ユニークなものとなっています。この根底には産婦人科領域が多様化、拡大化し会員各位の関心が分散化したこと、インフォメーションが量的に増大し、しかもその伝達メディアが多様化し、インフォメーションの供給としての学会の意義が相対的に低減したこと、学会出席が生涯研修という点でcost-effectiveかどうかということに対する疑問、等々があげられます。反面、学会の社会に対するaccountabilityを明確にするという期待、要求が高まっており、より社会に開かれた透明性の高い内容とすべきという声もあがっています。このような現状にあって現時点で本会はかくあるべしという明解な回答を見出すのは困難でありますが、教室員とも充分に論議を重ね、具体的なtake-home messageを呈示できるようなプログラムを作成致したつもりです。 特別講演では産婦人科のリエゾン領域に焦点をあて全人的ケアーの必要性を再認識致す機会にできればと念じております。またシンポジウムでは「産婦人科におけるEBMを考える」というテーマで、ともすれば感覚的にとらえられているEBMの実相をあぶり出し、現実の医療にどのように取り組んでいくべきかを原点に戻り議論できればと願っています。会期は1日ですが、濃厚な内容になるものと確信しております。多くの諸先生方の御来聴、そして積極的な意見交換とそれを通じコンセンサスの形成の場となりますようにと期待しています。 御支援御協力の程、何卒お願い申し上げます。 第103回日本産科婦人科学会関東連合地方部会総会会長 武谷 雄二(東京大学医学部産婦人科) |
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