◆個人輸入に挑戦!(クレジットカードを持っていない人のために)



まるで「1-bit Web」のコンテンツのパチりみたいなタイトルですね.(矢島さん,すみません.)
でも,ちょっとだけ弁明をさせて下さい.
近年,通信販売(特に海外)に於けるキャッシングはクレジットカード決済が当たり前となっています.
確かに,クレジットカードは便利です.しかしへそまがりな私はクレジットカードがどうしても好きになれません.と言うよりも,カードを使う事が不安なのです.そのため私はいまだに現金主義者の道を歩み続けています.(まあ,近いうちにこんな私も海外留学すると思うのですが,その時はクレジットカードを持つ事になるでしょうけどね.)
しかしこれには弊害もあります.そうです,海外の業者を相手に通販購入する時の代金支払いが煩雑になるのです….
そこで「クレジットカードは持っていないけど,個人輸入をやってみたい!」と云う方(どの位いらっしゃるのかなぁ?)のためにこの項をまとめてみました.以下に私がPortableのアクセサリをアメリカの業者から購入した時の実際のやりとりを紹介します.何かの参考になれば幸いです.

【1999年5月中旬】
Dynamic Engineering社製のPortable PDSスロット用のRAMカードが大幅値下げされたとの情報を得る.調べてみると,7MBのRAMが$200,8MBが$225とそれまでの半値以下になっていた.ウズウズする.(笑)

【5月21日】
Portable用RAMカード購入を決意する.クレジットカードを持っていない私は,国際送金為替(postal money order)が使えないだろうかと考える.そこで早速Dynamic Engineering社(アメリカ)にメールを出してその点を尋ねてみる.

I have no credit card.
Do you accept postal money orders?
If not, do you accept any other payment?


【5月22日】
早速向こうの担当者から返信メールが届く.
「money orderでも大丈夫だよ.送料とinsurance(保険料)もその中に含まれるよ.USドルで払ってね.」
どうやら大丈夫そうだ.価格や製品の仕様について担当者とメールを何回か交わす.
その結果,Portable用RAM(7MB)とmodem adapterを購入する事に決める.

【5月26日】
見積書がFAXで送られて来た.
RAMが$200,Modem Adapterが$96,送料が$28.95,保険料が$1.5で計$326.45.
この見積書の内容に同意したので,これに私のサインを記し,先方にFAXで送り返す.

【5月27日】
郵便局へpostal money orderの手続きに行く.
postal money orderとは郵便局で作成する現金為替の事で,これを郵便で送り,受け取り主は最寄りの郵便局に赴きこれを現金に引き換えると云うものである.



これがその用紙の一部である.郵便局で「postal money orderの用紙を下さい」と尋ねると記入用紙をもらえる.(ただし,小さな郵便局では扱っていない可能性あり.)
ここに,受取人と差出人(当然英語で),送金目的,金額(通貨コードはUSドルなら"USD")を記入する.
この日のUSドルは$1=123.45円換算であったので,払い込み金額は40,300円+為替作成料金500円であった.
さて,発行された為替を郵送しないといけない.これには国際エクスプレスメール(EMS)を使う事にした.これだとアメリカなら数日で届く.(EMSを使える国と使えない国があるようなので注意.)



これも郵便局の窓口で「EMSで送りたいのですが…」と尋ねると送り方を教えてもらえる.用紙に受取人と差出人を記入する.「Customer's No.」と云う欄があるが,これはその場で発行してもらえる.送料はアメリカなら1,200円である.念のため保険料50円を加算する.(送金内容が20,000円を越える場合,この50円で損害賠償額をアップ出来る.)
これにて送金完了.
*詳しい事は郵便局の受付の方に尋ねると良いでしょう.

【6月3日】
先方から,「money orderを受け取ったよ.7日に商品を発送するから.duties and taxesは着払いだよ.」とのメールが届く.
duties and taxesとはすなわち関税だが,後で思わぬ事が起こる事になる…

【6月11日】
Federal Expressで商品が無事届く.
しかしこの時にはDuties and taxesの請求はまだ来ない.普通は後日受取人のもとに請求書が届くので,それを銀行に持って行けばしまいなのだが…

【7月7日】
突然Dynamic Engineering社の担当者からメールが届く.
「Federal Expressからdutiesとtaxesの請求書がこちらに届いたよ.もし持ってたらFederal Expressのaccount numberを知らせるか,クレジットカードの番号を知らせるか,money orderでお金送って!」
ありゃ,何故送り主に請求書が届くの?と思いつつ,仕方無いので翌日再度money orderでduties and taxesを送金した.(duties and taxes $12.65(1,561円)+為替作成料金500円+EMS 1,200円でしめて3,261円也.)

【7月14日】
先方より「money orderが届いたよ.どうも有り難う.」とのメールが届く.

やはりクレジットカードの方が簡単ですね?(笑)
ちなみに銀行振込と云う手もあるにはあるのですが,先日ヨーロッパの銀行にお金(約19,000円)を振り込んだ時(急いでいたので),国内の銀行の手数料が2,500円,相手国の銀行の手数料が2,500円,電信料が2,000円の計7,000円もかかりました………(T_T)

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