◆PortableのSadMacコード◆



起動時に時として現れるお馴染み「SadMac」アイコンとアルペジオ.
このSadMacアイコンの下に現れるコード(英数字)が不具合の原因を表しているのは皆様御存知の通りです.
Portableでは8桁の英数字(0〜9とA〜Fから成る:つまり,16進数ですね)が2段表示されます.例えば,次のような感じです.

05460203
0000B6DB

この中で,上段の後ろ4文字(ここでは0203)がmajor errorを表し最も重要な意味をなしています.(上段前4文字はtest flagsを,下段8文字はminor errorを表しています.)
更に,major error codeは前後2文字ずつに分けられ,前2文字(ここでは02)は68000 exceptionを,後ろ2文字(ここでは03)はtest codeを表します.
なお,Portableのエラーコードの幾つかはPortable固有のものです.

以下に,Portableのmajor error codeを列記します.

【test code】
0001:ROMチェックエラー:minor error codeの最後がFFFFなら意味をなさない.
0002:RAMチェックエラー:minor error codeはエラーの起こったRAMを表す.
0005:RAMチェックエラー:minor error codeはエラーの起こったRAMを表す.
0006:VIA 1エラー:minor error codeに意味はない.
0008:Data Busテストエラー:minor error codeはエラーの箇所を示す.
000B:SCSIエラー:minor error codeに意味はない.
000C:IWN(又はSWIM)エラー:minor error codeに意味はない.
000D:SCCエラー:minor error codeに意味はない.
000E:Data Busテストエラー:minor error codeはエラーの箇所を示す.
0010:Video RAMテストエラー(Portable固有):minor error codeはエラーの起こったRAMを表す.
0011:Video RAMテストエラー(Portable固有):minor error codeはエラーの起こったRAMを表す.
0012:削除(Portable固有)
0013:削除(Portable固有)
0014:Power Managerエラー(Portable固有)
0015:Power Managerエラー(Portable固有)
0016:RAM sizingエラー(Portable固有):minor error codeに意味はない.

【68000 exception code】
0100:バスエラー
0200:アドレスエラー
0300:不正命令エラー
0400:0除算エラー
0500:チェックトラップエラー
0600:cpTrapcc
0700:特権侵害エラー
0800:トレースモードエラー
0900:line Aトラップエラー
0A00:line Fトラップエラー
0B00:unassigned
0C00:CPプロトコール侵害
0D00:format exception
0E00:spurious interrupt
0F00:trap exception
1000:インタラプトレベル1
1100:インタラプトレベル2
1200:インタラプトレベル3
1300:インタラプトレベル4
1400:インタラプトレベル5
1500:インタラプトレベル6
1600:インタラプトレベル7


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