超レア物とされるバックライトタイプのPortableには2(3)種類のヴァージョンが存在します.
(1) 後期型Portableで,最初からバックライトタイプとして製造されたもの
(2) 非バックライトタイプからアップグレードされたもの
(2A) ディスプレイとロジックボード共に交換されたタイプ
(2B) ディスプレイのみ交換されてROMカードが装着されたタイプ
このうち,(2A)はきょう体底面記載のModel Number以外(1)と何ら変わる点が無いので,(1)と(2B)について比較してみます.
両者の鑑別点は,以下の通りです.
タイプ ロジックボード ROMカード RAMスロット用RAMカード きょう体底面記載のModel Number (1) 非バックライトタイプのロジックよりすっきりしている.
・ロジック左側のオンボードRAMは8枚
・非バックライトタイプに使われているhybrid ICが存在しないなし
コネクタに出っ張りのあるカードを使用
M5126
(2B) 非バックライトタイプのロジックと同じ.
・ロジック左側のオンボードRAMは32枚
・ロジックボード手前左側にアナログ回路用のhybrid ICが存在するディスプレィと直結したROMカードがささっている
非バックライトタイプ用のコネクタに出っ張りのないカードを使用
M5120
RAMカードの詳細については,「Portableの最大搭載RAMは何MB?」の項を参照して下さい.
また,ロジックボードについては,「バックライトタイプと非バックライトタイプのロジックボードの違い」の項を見てください.
非バックライトタイプをバックライトタイプにアップグレードするROMカードの実物を私はまだ見た事がありませんが,Service SourceにはちゃんとこのROMカードを用いたアップグレード方法が記載されています.ディスプレイコネクタをROMカードにさし,そのカードをロジックボードに取り付けるという構造です.