【2】配線方法
要は,34ピンと50ピンのコネクタをフラットケーブルで繋ぐ事が作業の殆どです.
ハードディスクの50ピンコネクタに於いて,ディスクIDを規定する右側(メスコネクタでは左側になりますね)の8ピン(及びブランクの2ピン)は34ピンコネクタに対応する部分はありません.(何も繋がない事によりディスクのIDは0になります.)ディスク左側(メスコネクタ右側)の40ピンだけに注目して下さい.
繋ぐピンは以下の通りです.
(順に)50ピン-34ピン(SCSI Bus Name)
1-24(+5V)
2-23(+5V)
5-28(GND)
7-27(GND)
9-16(GND)
27-11(GND)
31-6(GND)
35-2(GND)
6-14(/DB0)
8-15(/DB1)
10-17(/DB2)
12-18(/DB3)
14-19(/DB4)
16-20(/DB5)
18-21(/DB6)
20-22(/DB7)
22-13(/DBP)
25-8(/ATN)
26-9(/BSY)
28-7(/ACK)
29-10(/RST)
30-3(/MSG)
32-12(/SEL)
33-5(/I/O)
34-4(/C/D)
36-1(/REQ)
37-29(MOTOR RET)
38-30(MOTOR RET)
39-33(+5V MOTOR)
40-34(+5V MOTOR)
<注釈>
50ピンコネクタに於いて,
1,2:+5V
3,4:LOGIC RET
5,7,9,11,13,15,19,21,23:GND
又,34ピンコネクタに於いて,
2,6,11,16,27,28:GND
23,24:+5V
となっています.
ハードディスクに於いての50ピンの1-2の端子間抵抗は0オーム,3-4-5-7-9-11-13-15-19-21-23の端子間抵抗も0オームでした.(「LOGIC RET」は「GND」と繋がっているようです.)同様に,ロジックボードに於ける34ピンの23-24及び2-6-11-16-27-28の端子間抵抗も0オームでした.故に,上記の「+5V」と「GND」同志の配線は,これにこだわる必要はありません.
なお,全ての2.5インチハードディスクに於いて本当に「LOGIC RET=GND」なのか完全には検証しきれていませんので,必ず御自身でテスターを当てて確認して下さい.