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当科での研修、研究を希望される先生方へ

徳島大学循環器内科に患者様をご挨拶していただきいつもありがとうございます。 当科の診療方針に関して一言ご挨拶させていただきます。

当科は、徳島大学旧第一内科と旧第二内科の循環器内科グループが統合されてできた新しい教室です。私が、初代教授として平成20年4月に着任しました。新しい教室ではありますが、旧第一内科、旧第二内科出身のスタッフが最高水準の循環器臨床を確立しており、従来の垣根は全く取り除かれ、教室員一同一致団結して、診療、教育、研究に取り組んでおります。
専門医研修を受けていただく場合、 心臓カテーテルを用いた診断と治療、電気生理学検査、カテーテルアブレーション、ICDやペースメーカー植え込み、心エコー、CT、 MRIをはじめとする新しい画像診断などに関して最新の技術を取得していただくことが可能です。また、 循環器内科領域で今後導入される新技術も積極的に導入していく方針です。

新しい教室であり、慣例にとらわれず、教室員が自由かつ効率的に仕事に取り組むことができる環境を整えたいと思います。各人の希望により、人員の交流もフレキシブルに行っていきたいと思います。「大学の医局に入局してしまうと、その後の進路に関して個人の希望がかなわない」という状況は極力ないように努めます。
専門医研修終了後、大学での臨床、研究、教育を希望される場合 はそのように対応しますし、関連病院での更なる臨床経験を希望される場合は調整をとるように致します。

出身大学や経歴(最初の入局先、初期・後期研修先、今までの専攻など)に関係なく、各人が最もやりたい仕事ができるように配慮します。今まで所属していた施設や大学では自分の希望が適わない、大きな組織のなかで自分の技量を磨く機 会が十分に与えられないというような方にも、できる限りの対応をしたいと思います。
海外留学で研究の面白さを認識し帰国後も研究を継続したいのだが、従来の医局ではそれが許されないという方もいらっしゃると思います。そのような方にも、臨床と研究の両立が許される環境を提供できるように努力します。

大学院に進学を希望される先生には、学位論文にむけて懇切丁寧な指導を行います。テーマは各人が何をしたいかという希望を最優先したいと思います。バイオマーカー、冠動脈画像診断、薬物介入試験、心エコー、予後解析、遺伝子多型、 標本の組織学的解析など臨床研究のテーマはたくさんあります。
関連病院の先生方にもご協力いただき、多施設臨床研究も進行中です。各自のモチベーションに従ってどのように進めていけば効率的に国際的に評価され、インパクトのある仕事になるか教室全体で検討して、協力していきたいと思います。

臨床に関連する基礎的な研究を行いたい先生には、そのための最高の環境を提供します。私の長年のテーマである動脈硬化の病態に関しては、世界的に高く評価され、トップレベルのアイディアと技術があります。心筋梗塞、心不全の動物モデル、分子生物学的な手法も確立しています。臨床的な興味があれば、基礎知識、 基礎技術、根性(老練の日本人研究者が好む言葉)は必要ありません。努力に見合った成果がでる、システムとテーマが確立しています。
徳島大学では共通実験 施設等が充実しており、しかも伝統ある酵素研、ゲノム研が同じキャンパス内にあり共同研究を行うことができる恵まれた環境にあります。また、異分野や他の施設との生産的な共同研究を積極的に進めています。  

現在の医療、特に循環器内科領域での進歩は特筆すべきものがあります。しかし、 現代の医療では救うことのできない重症の疾患があることも事実です。このような症例に対する、次世代の医療技術の開発も積極的に進めていっています。
私が今までやってきた、幹細胞、組織工学、再生医学に関する研究を発展させ、 是非とも臨床試験に橋渡ししていきたいと思っております。前臨床試験で良好な成績を得ているプロジェクトがいくつかあります。近未来の新技術の確立に参加していただくことも大歓迎です。

以上、臨床研修、臨床研究、基礎研究など各人の希望に沿って柔軟に対応できるように、システムづくりを進めていっております。
徳島大学の伝統ある循環器内科学を新しい教室でさらに発展させ、若い人材の育成に役立ていきたいと思っております。
見学や相談はいつでも歓迎です。お気軽にご連絡ください。

徳島大学大学院医歯薬学研究部 循環器内科学 教授 佐田 政隆
E-mail:masataka.sata@tokushima-u.ac.jp


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