泰西笑話 集成

 昔から膾炙されている定番物、異国の思わぬ郷土文化の産物、気の利いた新作物などを一、二編ずつお目に掛けます。注釈はしません。

ことば 二題
その1
 エドは、初めてガールフレンドをアメフットの試合観戦に連れて行った。彼は自分たちのティームのベンチの真後ろの席を張り込んで取った。試合が終わってから彼は尋ねた。
「初観戦のご感想は?」
「凄かったわ。特にピチピチのパンツと、モリモリの筋肉。だけどどうして25セントぐらいのことでやりあうのかしらね。」
「それってどういう意味?」
「初めに彼らはコインを投げ上げ、片方が取ったわね。それから試合が終わるまで怒鳴り続けてたわ。『ゲット・ザ・クオーター・バック(クオーターを取り返せ)!』だって。たった25セントの事なのに。」

その2
「ねぇ、誰かストレートって言葉綴れる人居ないかしら?」
3年生のクラスで先生が言った。
「エス・ティ・アール・エイ・アイ・ジー・エイチ・ティ」
一番前の席に座っている男の子が答えた。
「良く出来ました。それでどういう意味なのか分かる?」
「氷入れないってこと。」

酔っ払い
1. デイブとエッリックは夜の町で金を使い果たし、家へ帰るタクシー代も無くなった。強か酔っ払ったデイブが言った。
「バスを盗んで帰ろやないかー。」
二人はバス会社の車庫に忍び込み、エリックはバスを見て回り20分経っても出ることが出来なかったのでデイブが言った。
「お前一体何をしてんのだ?」
「5番のバスが見当たらんのだ!」
「お前バカか。そんなら32番に乗って近くまで行って、後は歩いたらいいんだ。」

2.酔っ払ったネズミ
 昔、一匹のネズミが酒樽の中に落ちた。そこへネコが通り掛かり、ネズミが樽から出ようとして大声で叫んでいるのを聞いた。
「お前は何でそんなに喚いているのだね?」
「外へ出られないんだ。」
「もし私がお前をそこから出してやったら何を呉れる?」
「欲しい物は何でも上げる。」
「そしたら、私が呼んだら何時でも来るか?」
「その通りするよ。」
「では誓うんだ。」
 ネズミは誓った。それでネコはネズミを樽から出してやった。するとネズミは一目散に自分の穴に逃げ込んだ。
 ある日、ネコはとてもひもじくなったので、ネズミ穴の処へやって来て、ネズミに出てくるようにと言った。するとネズミは答えた。
「とんでもない、そんな事するもんか!」
「しかし、私が呼んだら出てくると誓ったじゃないか?」
「いいかい、誓いを立てたあの時は酔っ払ってたんだよ!」
(中世スペイン笑話)

3.

酔っ払い

二人の男が一晩飲み明かしへべれけになってバーを出た。彼らは今何時かも分からなかった。一人が訊ねた。
「あれは日の出かい、それとも月かい?」
もう一人が言った。
「どうして俺に分かるんだ? この辺に住んでないのに!」

ブラック・ユーモア 

(1) 
本にもプライドがある。他人に貸されたら、もうこちらには二度と戻って来ない。
--フォンターネ

(2)
教師は常に正しい。たとい間違っているときでも。
--ガレッティ『失言録』

(3)
経済観念
 昨日車をレッカー車で運んで貰った。別に車が故障してた訳ではない。ガソリンを満タンにするより安かったからだ。

(4)
心痛
 六人の男たちがポーカーをしていて、自分が一回で500ドル負けたと知ったジョンはショックのあまり胸を押さえテーブルに体を伏せて死んでしまった。
 誰がジョンのかみさんに知らせるかでくじを引き、スミスに当たってしまった。
「穏やかに言えよ。」
皆が念を押した。
「まかしといてくれ。」
 ジョンのかみさんが入り口までやってきたとき、スミスが言った。
「あんたの亭主、トランプで500ドル負けたよ。」
 それを聞いたかみさんは眼を見開いて怒鳴った。
「いくらだって? うちの人に言ってやって! 死んでしまえって!」

親切
 一晩中運転していて疲れた一人の男が、道路脇に車を寄せて一眠りすることにした。シートを倒して眠ろうとしたとき、誰かが窓をノックした。
 目を開けるとジョッギング中の人だった。
「済みませんが、時間を教えて貰えませんか?」
「8時10分です。」
「有り難う御座いました。」
 そう言ってジョガーは走り去っていった。男が少しうとうとしかけたとき、またドアを叩く音がした。今度はハイカーだった。
「今何時でしょうか?」
「8時25分です。」
 うんざりした男は、窓にこう書いた紙を張り付けた。
「今の時間は分かりません。」
コンコン! 突然またもや目を覚まされた。腹立たしげに彼はウィンドウを下げながら叫んだ。
「一体何だね?」
 少年が立っていて言った。
「今8時45分ですよ。」

こども
(1)
先生がメアリに尋ねました。
「メアリ、数のこと分かる?」
「ええ、父ちゃんが教えてくれました。」
「じゃ、3の次は?」
「4です。」
「その通り。じゃ6の次は?」
「7です。」
「凄い。お父さんも大変だったでしょうね。じゃね、10の後は?」
「ジャックです。」

(2)
 生まれて初めて結婚式に出た女の子が母親に尋ねました。
「どうして花嫁さんは白いドレスを着ているの?」
「それはね、白は幸せの色なの。今日は花嫁さんの一生で一番幸せな日よ。」
しばらく考えていた女の子が言いました。
「だったら、お婿さんはどうして黒い服着てるの?」

 (3)
 日曜学校で、神は人間も含めて全ての物をお造りになったというお話しがあった。幼いジョニィはイブがアダムの肋骨の一本から出来たという話しに強い印象を受けた。それから一週間も経たないうちに、彼が身体の調子でも悪いのか、横になっているのに母親が気付いた。
「何処か悪いの? ジョニィ。」
するとジョニィが答えた。
「脇腹が痛い。多分妻が出来るんだ。」

(4)
 3人の男の子が校庭で父親の自慢話をしていた。
最初の子「僕のパパは紙にちょこちょこっと何か書いて詩だと言っている。そして50ドル貰える。」
2番目の子「そんなの大したことないさ。僕のパパは紙にちょこちょっと何か書いて歌だと言っている。そして100ドル貰えるんだ。」
3番目の子「二人とも問題にならんさ。僕のパパは紙にちょこちょこっと何か書いてお説教だといっている。そして8人の人にお金を集めさせているよ。」

(5)
 日曜学校の先生が、5,6年生を対象に「十戒」について話しをしていた。「汝の父母を敬え。」について説明した後、先生が訊ねた。
「兄弟姉妹について述べた戒めがあるかしら?」
すると間髪を入れず一人の男の子が答えた。
「汝殺すこと勿れ!」

(6)
 日曜学校で悪魔について怖いお説教を聞いた後、二人の少年が帰途に就きながら喋っていた。
「一体全体サタンの正体って何なんだろう?」
もう一人の男の子が答えた。
「サンタ・クロースが誰だかもう知ってるだろう? それと同じで、君の父さんさ。」

(7)
 日曜学校の先生が、どうしてヨゼフとマリアは幼いイエスをエルサレムへ連れて行ったのかと生徒たちに訊ねた。すると小さい子が答えた。
「きっとベビーシッターがいなかったんです。」

(8)
 先生の誕生日に子供たちがプレゼントを持ってきた。花屋の息子は花束を、菓子屋の娘はキャンディを一箱持ってきた。
 酒屋の息子は大きな、重い箱を持ってきた。先生がそれを持ち上げてみたら何か漏れて濡れていた。先生は液に指で触れ、それを舐めてみて尋ねた
「ワイン?」
「違う。」
酒屋の子が答えた。
「じゃ、シャンペン?」
「違う。」
「降参だわ。教えて!」
「子犬です。」

(9)

新任の先生が心理の授業を効果的にしようと思った。先生は最初に言った。
「自分が馬鹿だと思う人は立ちなさい。」
数秒後デイビィ坊やが立ち上がった。それで先生は言った。
「デイビィちゃん、あんたほんとに自分が馬鹿だと思ってるの?」
「いいえ、せんせ。せんせが一人だけ立ってるのが見てられないんです。」

(10)

デイビィ坊やが算数の授業をよく聞いてないのに気づいた先生が彼を当てた。
「デイビィちゃん、2と4と28と44では?」
デイビィ坊やは即座に答えた。
「NBC, CBS, HBO、それに漫画チャンネルです。」

(11)

 メリーちゃんたち幼稚園児が地域の警察署へ見学に出かけた。園児たちは署内の掲示板に掲げてある重要犯人の手配写真を見た。
 園児の一人が写真を指さし、これは本当に犯人の写真かと訊ねた。案内役の警官が答えた。
「そうです。刑事さんたちはこの男を捕まえようと必死になっているんです。」
 それを聞いたメリーちゃんが訊ねた。
「じゃ、この写真撮ったとき、どうして捕まえなかったの?」

(12)

 就学前の子供たち対象の日曜学校で、先生はクリスマス前で赤ん坊のキリストばかり強調すると、子供たちがキリストについて混乱しはしないかと心配した。
 それで、キリスト生誕は大昔に起こったことで、やがて大人になったことを分からせようとした。
「今イエスはどこにいますか?」
「天国にいます。」
スティーブが手を挙げて言った。
「私の心の中にいます。」
 メリーが大きな声で言った。するとトムが一生懸命手を振って口走った。
「知ってる、知ってる! イエスはウチのバスルーム(トイレのこと)にいます。」
 先生は暫くの間、どう応対していいか分からなかったが、知恵を絞った挙げ句、どうしてそんなことが分かるのかとトムに訊ねた。するとトムは答えた。
「毎朝父さんは起きてバスルームのドアをドンドン敲いて怒鳴るんです。『イエス・キリスト(Jesus Christ!)、お前まだ入ってるんか?』って。」

(13)
 ある日幼稚園の先生が5歳児のクラスで言った。
「今までで一番有名な人を言えた子には10ドルあげます。」
アイルランド系の子が手を挙げて言った。
「それは聖パトリックさまです。」
すると先生が言った。
「ショーン、貴男は間違ってるわ。」
するとスコットランド系の男の子が手を挙げて言った。
「それは聖アンドルーさまです。」
先生が言った。
「残念だけどハミッシュ、貴男も間違ってるわ。」
最後にユダヤ系の男の子が手を挙げて言った。
「それはイエス・キリストです。」
すると先生が言った。
「当たりっ!マービン。こっちへいらっしゃい。10ドルあげます。」
マービンに賞金を渡しながら先生が訊ねた。
「マービン、貴男はジューイッシュでしょ。だのに『イエス・キリスト』って言ったんで驚いたわ。」
するとマービンが答えた。
「うん。心の中ではモーゼだと思ってるけど、ビジネスはビジネスだからねっ。」

(14)小学校の授業風景
その1
先生「マリア、地図の所へ行って北アメリカを見付けなさい。」
マリア「はい、せんせ。ここです。」
先生「正解!みんな、アメリカを発見したのはだーれ?」
児童たち「マリアです。」

その2
先生「グレン、クロコダイルってどう綴るの?」
グレン「K-R-O-K-O-D-I-A-L」
先生「間違いーっつ。」
グレン「多分間違ってるかもね。でも先生は僕がどう綴るかって聞いたからです。」

その3
先生「ドナルド、水の化学式は?」
ドナルド「HIJKLMNO」
先生「あんた一体何のこと言ってんの?」
ドナルド「昨日せんせはH to Oって言いました。」

その4
先生「ジョージ・ワシントンは斧でお父さんの桜の木を切り倒しただけでなく、自分がやったと認めました。ルイ、どうしてお父さんはワシントンを罰しなかったか分かる?」
ルイス「ワシントンが未だ斧を手に持ってたからです。」

その5
先生「クライド、君の作文『僕の犬』は君の兄弟のとそっくり一緒じゃないか。丸写ししたのだろう?」
クライド「いいえ、同じ犬だからです」

(15)

 ある夫婦に10歳と8歳の男児が居て、いたずらばかりしていた。彼らの住んでいる町で何か事件が起こったら、何時でもこの子達が拘わっているのを親は知っていた。
 母親は町のある牧師が子供を躾けるのが上手だと聞いて、自分の子供たちに話をして貰えないかと頼みに行った。牧師は承知して、一人ずつ寄越してくれと言った。それで母親は8歳の方を午前中に行かせ、兄の方は午後行かせることにした。

 牧師は大声の大男で、弟の方を坐らせ、怖い顔をして尋ねた。
「神様は何処に居られる?」
少年は返事をせず、口を開け目を見開いたまま其処に坐っていた。それで牧師はより怖い調子で質問を繰り返した。
「神様は何処に居られる?」
 又もや少年は答えようとしなかった。それで牧師は声を一層張り上げ、少年の顔の前で指を立てて左右に動かしながら怒鳴った。
「神様は何処に居られる?」

 少年は悲鳴を上げて部屋を飛び出し、一目散に家に逃げて帰り、部屋に閉じ籠もってしまった。それを見た兄が訊ねた。
「どうしたんだ!」
 弟は喘ぎ喘ぎ答えた。
「僕たち今度は大事件を起こしたらしいんだ・ ・ ・ 神様が居なくなって・ ・ ・ 僕たちがやったと思ってるんだ!」


 

高齢化
(1)
 全く偶然の一致で、ルイス・ズッコーニ爺さんと同姓同名の人の死亡記事が出たので、彼は友人たちから死亡したと思われていた。半月ほど経って街を歩いていると、古い仲間に出くわした。
「おい、ルーイ、お前の葬式に行けず、悪かったな。でも花輪は送っといたぜ。」

(2)
 一人の老婆が先月亡くなった。彼女は生涯独身で、男性の棺担ぎを望まず、自分の葬式の段取りについてこう手書きで書き残していた。
「生きてるとき誰も連れ出して呉れなくって、今更連れ出して貰ったって仕方ないわ。」

(3)
 由緒のある古い屋敷を見学していた婦人がガイドにそっと打ち明けた。
「幽霊が出そうでとても気味が悪かったわ。」
「そんなことはありません。私も長い間ここで働いていますが、幽霊なんて一度も見たことありません。」
「そうですか。何年ぐらい勤めてるの?」
「三百年!」

(4)
最初にあんたは人の名前を忘れる。
それから人の顔を忘れる。
それからファスナーを上げることを忘れる。
もっと悪いのはそれを下げることを忘れる。

死後の世界

ある夫婦が約束をした。どちらが先に死ぬにせよ、先に死んだ方が戻ってきて、死後の世界がどんなのか報告するのだった。二人の一番の恐怖は死後の世界が無いことだった。
長生きした後、夫の方が先に逝った。そして約束通り連絡してきた。
「ハニー、ハニー!」
「トム、貴男?」
「そう、約束通り戻って来たよ。」
「一体どんな様子?」
「ウン、朝起きてセックスする。朝食を摂る。ゴルフコースに出る。セックスをする。日光浴をする。それからセックスを二回する。昼食を食べる。ゴルフコースを飛び回る。それから午後ずーっとセックスばかりする。それから夜遅くまでセックスする。翌日又それが始まる。」「まあ、貴男は絶対天国に居ると好いわ!」
「そうでもないんだ。わしはウィスコンシンで野ウサギになってるんだ。」

破産
ドアベルが鳴ったので、小柄な老婆が出てみると、身だしなみのいい若い男が真空掃除機を持って立ちはだかっていた。
「お早う御座います。数分間お時間を取りますが、最新の強力真空掃除機の性能を見ていただきたいと思います。」
「帰って頂戴!お金は一銭も無いの。破産したのよ!」
そう言って彼女はドアを閉めようとしたが、若い男はドアに足を差し込んで言った。
「まあ、そう急がないでください。私の実演を見るだけでいいですから。」
そう言いながら彼はバケツに入った馬糞をドアマットの上にぶちまけた。
「もしこの真空掃除機がこの馬糞を綺麗に吸い込めなかったら、残りはこの私が食べてみます。」
老婆は一歩後ずさりして言った。
「そうお。貴男の猛烈な食欲を期待するわ。電気止められてるんだから。」

深夜
午前三時に獣医師宅の電話が鳴った。
「お願いです、先生! どうしたらいいか教えて下さい。」
老齢らしい女性が嘆願するように後を続けた。
「私、間違ってイヌの心臓薬を飲んでしまいました。どうなるでしょうか?」
 獣医師は落ち着いた様子で答えた。
「もし貴女が誤って貴女の心臓薬を貴女のイヌに飲ませたのなら、私の処へ電話を掛けてこられたのも分かりますが、この場合は掛かり付けのドクターの処に掛けるべきでした。」
「でも先生、掛かり付けのドクターの処に掛けることは出来ません。深夜の三時ですもの。」

聞き違い

82歳のモリス爺さんが健康診断を受けに掛かり付けの医者の所へ行った。
数日後、医師はモリス爺さんがピチピチの若いねえちゃんと腕を組んで町中を歩いているのを見かけた。
後日、医師は受診にやってきたモリス爺さんに言った。
「あんたは凄いね。先日町中で見かけたよ。」
すると爺さんは答えた。
「せんせの言われた通りにしたんでさぁ。'Get a hot mamma and be cheerful.'(ピチピチのねえちゃんをものにして、楽しみなさい。)」
すると医師は言った。
「そんな事は言ってないよ。'You've got a heart murmur; be careful.'(胸に気になる音がする。気をつけなさい。)って言ったんだよ」

 

NHS
電話が鳴ったのでその家の主婦が出た。
「もしもし。」
「サンダース夫人ですか?」
「そうです。」
「こちらは聖アグネス研究所のドクター・ジョーンズです。先週ご主人が生検組織を送ってこられたのですが、もう一人同名のサンダースさんも送ってこられて、私共はどっちがどっちか分からなくなってしまったのです。そしてどちらにしても余り良くない結果が出ているのです。」
「一体どういうことですの?」
「それがですね、一つの検体はアルツハイマーの陽性が出ています。そしてもう一つはHIV(エイズウィルス)が陽性なんです。だがどちらのものか分からないのです。」
「まあ、恐ろしいこと! ではもう一度検査をしなおすのですね?」
「そりゃあ、出来る事は出来ます。しかしNHS(英国で1948年から始まった「国民保健サービス」)はこれらの高額検査には一度だけしか負担してくれないのです。」
「では、一体どうすりゃいいんですの?」
「NHSの相談室がお勧めするのは、貴女がご主人を町中の何処かへ置きざりにしてくることです。もしご主人が一人で帰って来れたら、一緒に寝てはいけません。」

老人の知恵

(1)

ノースカロライナの或老人が大きな農場を所有していた。その農場の奥の方に大きな池があり、 彼は回りにピクニックテーブルを置いたり、蹄鉄投げコートを作ったり、リンゴや桃の木も植えていた。その池は非常に綺麗に作られ、手入れも行き届いていた。
老農夫は暫く池を見に行ってなかったので、ある晩、行って見てくることにした。彼は果物を少し採ってくるために5ガロンバケツを持って出た。池に近付いて行くと、彼は、はしゃいでで叫んだり笑っている声を聞いた。近付いてみると若い女の子の群れが素っ裸で遊んでいた。彼は彼女たちに気付かれるようわざと音を立てながら近付くと、彼女たちは全身を隠すために池の深みへ入って行き、その内の一人が叫んだ。
「あんたが行っちまうまであたいたちは出ないわよ。」
すると老人はしかめっ面をして言った。
「わしは裸で泳いでいるレディたちを見るために近寄っていったりしないし、池から裸で追い出したりしないよ。」
そう言いながら手にしたバケツを持ち上げて言った。
「わしは池のワニに餌をやりに来ただけなんだ。」

(2)
 
 一組の老夫婦がケンタッキー州のウォールトンからフロリダ州のジャクソンビル迄、車で旅をしていた。殆ど11時間もドライブしていたので、すっかり疲れてしまい、ドライブインで一休みすることにした。 彼らの計画では四時間ほど休憩してまたドライブを続行するつもりだった。  
 四時間後チェックアウトしようとすると、ドライブインの会計係が350ドルの請求書を差し出した。 男性は頭に来て、何故そんなに高いのか説明せよと言った。そして確かに好いホテルだが、四時間で350ドルとは高過ぎると言った。すると会計係は350ドルは標準価格だと言った。
 男性は支配人を呼べと言った。 支配人が現れ、男性の話しを聞き、このホテルにはオリンピック級のプールがあり、巨大な会議場もあって、誰でも利用可能だと言った。
「しかし我々はどれも使用しなかった。」 と言ったが、支配人は更に説明を続けた。
「兎も角当ホテルにはこれらの設備があり、貴方方は使おうと思えば使えたのです。」
 支配人は更に話を続け、このホテルの名物ショウも見ることが出来たと言った。
「当方はニューヨーク、ハリウッド、そしてラスベガスから最高の芸能人を呼んでいるのです。」
「しかし私達はどのショウも見に行かなかった。」 そう夫が言った。すると支配人が答えた。
「でも、ショウは上演され、あなた方が見なかっただけの事です。」 支配人が如何に設備や催しを説明しようと、夫は反論した。
「しかし、私達は使わなかった。」
 支配人が一歩も引かないので、とうとう夫は根負けし支払うことに同意した。彼は小切手帳を持っていなかったので、妻に小切手を切ってくれと言った。妻は小切手を書き、支配人に手渡した。  
 その小切手を見て支配人は驚いた。
 「奥様、これには50ドルとしか書いてありませんが。」
 「それで好いのです。貴男が私と寝るのに私は300ドル請求しました。」
 「しかし、私はそんな事してません。」 マネージャーが叫んだ。
 「お生憎様。私は此処にいて、貴男は私と寝ようと思えば出来たのです。」
 老人を相手にしてはいけない。彼らは漫然と年を取ったのではない。

(3)

 自動車旅行をしていた老夫婦がランチを食べるために道路沿いのレストランに入った。食事を済ませた後、再びドライブを続けた。
 出発するとき、老妻はメガネをテーブルに置き忘れ二十分ほど走るまで気付かなかった。
 気付いて直ぐ、メガネを取りに行こうとしたが、間の悪いことに、直ぐUターンする場所が無く、そのまま暫く走り続けなければならなかった。
 引き返す途中ずっと、老夫は昔の典型的尊大な夫となり、レストランに戻るまで、やきもきし、文句を言い、仮借無く妻を叱った。彼女をたしなめれば窘めるほど、彼は激昂した。彼の怒りは一時たりとも止むことがなかった。
 とうとう車はレストランに着き、妻はほっとした。妻が車から出て、メガネを取ってこようと中に入ろうとしたとき、頑固爺さんが怒鳴った。
「中へ入ったら、ワシの帽子も取ってこい。序でにクレジットカードも。」

(4)

ご臨終間近の女性が60年間連れ添った夫に、今まで一度も夫に手を触れさせなかったベッドの足下にある収納箱を開けても良いと言った。その箱を開けてみて、夫はトウモロコシが三本と10万ドル入っているのを見付けて驚いた。
「どうしてトウモロコシが三本有るんだ?」
「私は不倫する度に箱の中にトウモロコシを一本入れたのよ。」
「ワシは許すよ。じゃが、10万ドルは一体どうしたんだ?」
「トウモロコシが1ブッシェル貯まる毎に売ったのよぅ。」

(5)


誤解
 ウチの娘は小さな可愛い籠を持っていて、それを門のところに置いておくと、牛乳屋が毎朝そこに牛乳を入れ、後から娘が家の中に持って入ります。ある朝、その籠が無くなっていたので、彼女は空き瓶の下にメモを置いときました。
「私の可愛い牛乳運びはどこへ行ったのでしょう?」
翌朝、新しい牛乳瓶の下に、走り書きがありました。
「彼は休暇中です。戻って来らそう伝えます。」

教会
 僧侶が日曜礼拝を始めようとしたところ、会衆の中の一人の男がブーツを履き拍車を付けているのに気付き、日曜日に乗馬してはいけないという説教を始めた。
 僧侶がその男の方ばかりを見て話したので、誰のことか皆に分かってしまった。男は少し腹を立てて反論した。
「キリスト様だって日曜日に馬に乗ってエルサレム入りされたじゃないですか。」
 すると僧侶はすかさず答えた。
「だからこそ、その後の金曜日に十字架に架けられたのですぞ。」
(中世笑話)

食料品店で二人の修道女が偶々酒類の売り場を通り掛かった。すると一人がもう一人に尋ねた。
「ビールはお好き?」
二人目が答えた。
「一本ぐらい飲むのは好いんだけれど、レジに持って行くのが大変ね。」
最初の修道女が言った。
「そんなの何でもないわよ。」
そう言って彼女は六本入りのパックをレジに持っていくと、レジの掛かりが吃驚した様子をしたので、彼女は言った。
「これはシャンプー用よ!」
するとレジ掛かりは素知らぬふりをして、カウンターの下に手を伸ばし、プレッツェル・スティックを一袋ビールの入った袋に入れて言った。
「カーラーもお付けしておきます。」

今と昔

大昔、人は呪うとき棒で大地を叩いた。そしてそれを呪術と呼んだ。今日それはゴルフと呼ばれている。

 

 


親子
(1)ユダヤ教教師とその息子
ラビの息子が運転免許を取得した。彼は家の車を使ってもいいかと父親に聞いた。
すると父親が言った。
「では、交換条件がある。先ず、学校の成績を上げ、タルムードを少し勉強し、髪を短く切りなさい。それから話し合いをしよう。」
一ヶ月ほど経って、その息子は再び父親に車を使っていいかと尋ねた。するとラビが言った。
「息子よ、ワシはお前を誇りに思うよ。成績は上がったし、タルムードを真面目に学んだ。しかし髪の毛は短くしてないな。」
すると息子は答えた。
「父さん、僕はそのことをいろいろ考えたんだ。サムソンは長髪だった。モーセも長い毛だった。ノアもそうだった。そしてイエスでさえも長く伸ばしていたんだ。」
するとラビが言った。
「いかにもそうだ。そして何処へ行くにもあの人たちは徒歩だったよ。」

(2)先住民族
幼いアメリカ先住民の男の子が、一族の大酋長であり呪医でもある父親に尋ねた。
「パパ、何故僕たちはみんな長い名前を持ってるの? 白人はビルとか、サムとか短いのに。」
すると父親が答えた。
「好いか、息子よ。我々の名は体を表し、詩でもあり、白人とは違う文化を持っているのだ。彼らはみんな一緒に暮らし、代々名前を繰り返し使うのだ。我々は何があろうと我々の伝統を守ってきたのだ。例えばな、お前の姉さんの名は「湖の上に出た小さなロマンチックな月」だが、あの子が生まれた夜、湖に美しい月が映っていたのだ。それからお前の兄さんは「草原の大きな白馬」だが、あの子が生まれた日、大きな白馬が我々のキャンプ近くに現れたのだ。これは我々の生き抜く力を表しているのだ。とても簡単でとても分かり易いのだ。他に何か聞きたいことがあるかね? 中国製穴あきコンドームちゃんよ!」

(3)説教師と息子
 ある南部の老説教師に一人の息子がいた。そしてそろそろ将来進むべき道を考えるときが来ていたのに、若者によくありがちだが、息子は何になったらよいか分からなかった。
 或日、彼が学校へ行っている間に、父親は一つの実験をしてみることにした。父親は息子の部屋に入っていって、勉強机の上に次の四つの物を置いた。

(4)イタリア人の母親は騙されない

 ラビオーリ夫人は、女性のルームメートのマリアと住んでいる息子のところでディナーをするためにやって来た。
食事中、母親は息子のアントニオのルームメートを観察して、何と綺麗なんだろうと思わないではいられなかった。
母親は二人の関係を長い間疑問に思っていた。そして今回は一層関心を持った。
そして外見以上の間柄なのかどうかと疑った。
マンマの心中を察したアントニオは自分の方から言った。
「マンマが何を考えているか分かってる。だからはっきり言っておくけど、マリアと僕はただのルームメイトなんだ。」
 一週間ほど経って、マリアがアントニオに言った。
「貴男のマンマが食事にやってきてから銀の砂糖壺が見付からないのよ。彼女が持っていったとは思わない?」
「かも知れないね。早速E-メールで問い合わせてみるよ。」

「マンマへ、
 マンマが僕の家から砂糖壺を持っていったなんて言っちゃあいない。そして持って行かなかったとも言っちゃあいない。
だけど、マンマが食事に来て以来無くなってるのは事実なんだ。アントニオより」

 数日後アントニオはマンマからの返信を受け取った。
「息子よ、
私はお前がマリアと寝ているなんて言っちゃいないよ。そしてあの子と寝てないとも言わないわ。だけどもしあの子が自分のベッドで寝てたら、きっと今までに砂糖壺を見付けてただろうよ。マンマより」 

 

聖書
1ドル銀貨
ウイスキーのボトル
プレイボーイマガジン

説教師は独り言を言った。
「私はドアの陰に隠れていて、息子が帰ってきたらどれを取り上げるか見てみよう。もし聖書を手にしたら、私の後を継いで説教師になるのだろう。そうしたらどんなに嬉しいことか! 銀貨を掴んだらビジネスマン志向かな。それはそれでいい。しかし、もし酒瓶に手を出したら、役立たずの飲んだくれになるだろう。なんとまあ恥ずかしい! そして最悪は、もしあの雑誌を手に取るようでは、女の子の尻ばかり追いかける遊冶郎になるだろう。」
 老人は心配げに待った。やがて息子の帰ってくる足音が聞こえ、口笛を吹きながら家の中に入ってきて自分の部屋に直行した。
 彼は教科書をベッドの上に放り上げ、部屋を出ようとして机の上にある物に目が留まった。珍しそうにそれらの物を見比べていたが、とうとう聖書を取り上げて腕に抱え、銀貨を摘んでポケットに入れた。それから彼はボトルの栓を開けて一杯ググッと飲みながら見開き二頁大のヌード写真を鑑賞した。
「神のご慈悲を!」
老説教師は嘆息していった。
「倅は政治家に成りそうじゃ。」

一人の少女が母親に聞きました。
「どうやって人類は始まったの?」
母親は答えました。
「神様がアダムとイブをお造りになり、そして二人に子供ができ、それから人類は増えて行ったのよ。」
二日後、少女は父親に同じ質問をしました。すると父親が答えました。
「大昔にサルがいて、そのサルから人間が出来て行ったんだ」
混乱した少女は母親のところへ行って聞きました。
「ママ、ママは神様が人間をお造りになったって言ったけど、パパはサルが変化して人間になったって言ってるのよ。」
母親が答えました。
「良い子ちゃん、それはとっても簡単なことよ。ママはママのご先祖のことを言ったのよ。そしてパパはパパのご先祖のことを言ったんだわ。」

英吉利気質 (1)
 ラルフは初めて団体旅行でロンドンにやってきたが、午後の市内観光から抜け出して自分一人で探訪することにした。
 彼はあちこち動き回って名所を見物したり、時々は由緒あり気なパブに立ち寄って若者たちと喋ったり、ギネスを一杯やったりして地元の文化を楽しんだ。
 暫く行くと、とても高級な地域にやってきたのに気付いた。大邸宅ばかりで、パブも店屋もそして最悪のことにお手洗いもなかった。何分ギネスビールを何杯も飲んだ後だったので、我慢できなくなってきたとき、隣接する塀に挟まれた細い路地を見付けたので、ここで問題解決をしようと思った。
 彼が前を開けていると、肩を叩く人がいるので振り返ると制服警官だった。
「ここではいけません。」
「すいません。分かってますがもうどうにもならないんです。近くに公衆トイレもないし。」
「分かった、付いて来なさい。」
 警官は彼を搬入用の通路の奥へ案内し、通用門を指差した。
「中へ入って好きなところで用を足して宜しい。」
 中へ這入ってみると、今まで見たこともないような美しい庭園だった。手入れの行き届いた綺麗な芝生・彫像・噴水・いろんな形に刈り込んだ生け垣・花の咲き誇る豪華な花壇・ ・ ・彼は警官の親切のお陰で生き返ったように平静を取り戻した。
 通用門の外に戻ってきたラルフは警官に礼を言った。
「大変有り難う御座いました。あそこは英国流のお持て成しをするとこですか?」
「いや、我々は『仏蘭西大使館』と呼んどります。」

(2)

一人のテキサス男がタクシーを雇ってロンドン市内見物と洒落込んだ。運転手はロンドン塔のところで有名なホワイトタワーを指差して言った。
「これは1078年に建て始めて1087年に完成しました。」
「へーん。あんなちっぽけな塔はヒューストンでなら一年で建つさ。」
次にタクシーは国会議事堂の前を通ったので、運転手は1834年に建築を始め1852年に完成したと言った。
「ダラスではあれよかデカいビルをたった一月で建てるさ。」
頭に来た運転手はウェストミンスター寺院の前に来て何も言わなかった。
「あれは一体何じゃ?」
「知らないね。昨日彼処にはなかったよ。」
(蛇足:テキサス人は金はあるが粗野で教養がない男ということになっている。一方、ロンドンのタクシー運転手の資格取得は難しく、ロンドンの地理や歴史を知り尽くしていなければならない。)

 

金髪姉ちゃん

(1) キャロルとドナの二人の金髪姉ちゃんが、大手ホームセンター・チェーンのハビタットで大工仕事をしていた。建物の壁面に釘打ちをしていたキャロルが、釘袋に手を入れ、釘を一本ずつとり出して後ろに投げ捨てるか、打ち込むかしていた。
 これは聞いてみる価値があると思ったドナが訊ねた。
「どうして釘を捨てるの?」
キャロルが答えた。
「釘を取り出してみたら、半分くらいは頭と先が逆になってるので、そんなのは捨ててるの。」
 すっかり頭に来たドナが叫んだ。
「あんた、馬鹿じゃない? それは欠陥品じゃないわよ! きっと反対側の側面を打つためのモノよっ!」

(2) 一人のブロンド娘が人差し指を撃ち飛ばして深夜遅く救急治療室に駆け込んだ。「一体どうしたんです?」
救急医が訊ねた。
「ええ、あたい自殺しようと思ったの。」
「何だって?自殺するのに指を撃ち飛ばしたんですか?」
「そんな馬鹿な!最初に胸を撃とうと思ったんだけど、豊胸に9000ドル使ったんで、胸を打つのは止めちゃったの。」
「それで?」
「それで、口を撃とうと思ったんだけど、歯列矯正に3000ドル掛かったんでそれも止めちゃったわ。」
「それで?」
「それで、耳を撃とうと思ったんだけど、物凄い音がするでしょ?それで、もう片方の耳に指で栓をして引き金弾いたの。」

(3)

  一人のブロンド娘が「ターゲット」でショッピングをしていて、ピカピカの銀色の魔法瓶が目が留まった。彼女はすっかりそれが気に入り、それを手に取り、これは何かと店員に尋ねた。
「これは魔法瓶です。暖かい物は暖かく、冷たい物は冷たく保ちます。」
「まあ、素敵ぃつ! 戴くわ!」
 そして彼女はその魔法瓶を買い求め、翌日勤めている会社へ持って行った。
 彼女の机の上にそれが置いてあるのをボスが見付けた。
「それ何だい?」
 彼女は答えた。
「魔法瓶ですわ。暖かい物は暖かく、冷たい物は冷たく保つんですの。」
ボスは訊ねた。
「中には何が入ってんのかね?」
彼女が答えた。
「アイスキャンデー2本とホットコーヒーを少し。」

金髪姉ちゃん(4)

 一人のブロンド娘が遊びから車で帰宅する途中、ひどい雹雨に遭い、車は穴ぼこだらけになったので、翌日修理屋へ直してもらいに行った。店の主は相手がブロンド娘なので、一つからかってやろうと思った。
「家へ帰って排気マフラーから思いっきり息を吹き込むんだな。そしたら雹や霰が全部出てくるだろうよ。」
 家に帰ったブロンド娘は車の後で四つん這いになって排気マフラーに息を吹き込んだが、何事も起こらなかった。ルームメートでこれ又ブロンド娘が訊ねた。
「あんた一体何してんのよぅ?」
 それで車の持ち主のブロンド娘は、排気マフラーから息を吹き込めば雹や霰は穴から全部出て行くと修理屋が教えてくれたと話した。するとルームメートがあきれ果てた様子で言った。
「あんたってほんとにお馬鹿さんねぇ。それなら先ず最初に窓ガラスを閉めておかなくっちゃ。」

金髪姉ちゃん(5)
 数日前、私は田舎の自動車修理工場で車を修理して貰っていました。すると一人の金髪姉ちゃんが入って来て、710が欲しいと言いました。私達お客は顔を見合わせ、訊ねました。
「710って何?」
彼女は答えました。
「あのね、エンジンの真ん中にある小さい物なんです。それを無くしたんで、新しいのが欲しいんです。」
 彼女はそれが何だか正確には知らなかったが、それはいつも其処に在ったと言った。
 修理工が彼女に紙とペンを渡してどんな物か描いて欲しいと言った。すると彼女は円を描き、その中に710と書いた。
 それで修理工は彼女をボンネットが開いている別の車に連れて行って訊ねた。
「この車に710が有りますか?」
 彼女は指差していった。
「勿論、あれだわ。」
 修理工は下顎が床に届く程口を開けた。(日本語の「開いた口が塞がらない」に相当する)
<何の事か分からない人は、次の710をクリックして下さい>(省略)

金髪姉ちゃん(6)
ジャックは午後9時58分頃テレビのスポーツ番組を見せてくれるバーに入った。
彼は金髪姉ちゃんの横のカウンター席に座りテレビを見た。
10時のニュースが始まった。ニュースキャスターたちは大きなビルの屋上から飛び降りようとしている男のニュースを報道していた。
金髪姉ちゃんがジャックを見て言った。
「あの男、飛び降りると思う?」
「飛び降りるよ。間違いなく。」
すると金髪姉ちゃんは言った。
「あたいは飛び降りない方に賭けるわ。」
それでジャックはカウンターに30ドル置いて言った 。
「君も置けよ。」
金髪姉ちゃんが30ドル置いた時、男はダイビングをして墜落死した。
金髪姉ちゃんはすっかり取り乱し、ジャックに30ドル手渡しながら言った。
「勘定は勘定よ。」
其処でジャックは言った。
「この金は取れないよ。実は5時のニュースで見てたんだ。」
「あたいも見てたのよ。だけども一度するなんて思っても見なかった!」
ジャックは金を受け取った。

(7)
金髪の新妻が、夫の家族を招いてディナーを完璧にしようと思った。それでロースト・ホットラインに電話を掛けて聞いた。
「3キロの子羊の脚を買ったんだけど、焼き上げるのにどれぐらい時間を掛けたらいいの?」
するとホットラインの係りは資料を見るために言った。
"Just a minute."「一寸お待ち下さい。」<直訳は「たった一分」>
「ああそれでいいの?有難う。」
そう言って新妻は電話を切った。

(8) 僕の金髪の従妹はAMラジオを手に入れたが、夜も使えることが分かったのは一月も経ってからだった。

(9) 一人の金髪姉ちゃんが目を泣きはらして出社してきた。上司が気を遣って訊ねた。
「どうしたのかね?」
「今朝早く、母が亡くなったって電話があったんです。」
 同情した上司が言った。
「今日は休暇を取って退社して心身共に楽にしたらどうだ?」
「有難う御座います。でもここに居た方がいいんです。気が紛れますわ。」
 上司は了解して彼女にいつも通り仕事をさせた。 何時間か経って、ボスは彼女の様子を見に行った。すると彼女が取り乱してワーワー泣いていた。
「今度は一体何があったのかね。大丈夫だったんだろう?」
 すると彼女が泣き叫んだ。
「たった今し方妹から恐ろしい電話があって、あの子のお母さんも亡くなったんです!」

(10)
最近のパスワードを調べていたら、金髪姉ちゃんとおぼしき人の次のようなのがあった。

MickeyMinniePlutoHueyLouieDeweyDonaldGoofy

何故こんな長いのを作ったのかと聞くと、彼女は答えた。
「だって、少なくとも8キャラクターでなければならない、ということだったんだもの。」

(キャラクターには「文字」と「登場人物」の二つの意がある)

久し振りに「金髪姉ちゃん」物、厳密には「元金髪姉ちゃん」物

クラブ回りの巡業をしていた或る腹話術師が、或夜小さな町でショウに出た。人形を膝に載せ、いつもの、頭の弱い金髪姉ちゃんネタをやっていた。
すると突然、前から四列目の金髪女性が椅子の上に立ち上がって叫びだした。
「あんたの金髪ジョークはもう沢山よ。どう言うつもりで女性をそんな型にはめるの?
何をして人の髪の毛の色と人間としてのその女性の価値とを関係付けるの?
私みたいな女性が職場や地域社会で評価されず、人間として備わっている潜在能力を発揮できないようにしているのは、あんたみたいな男たちなのよぅ!
あんたみたいな連中が金髪だけでなく、女性全体に対して何時までも差別を続けているのよ。ユーモアの名のもとに。」

面食らってしまった腹話術師が言い訳をしようとしたら、金髪女が又叫んだ。
「あんたは黙ってらっしゃい。あたしはあんたの膝に座ってるお馬鹿さんと話してんの!」

億万長者の娘

 一人の金髪姉ちゃんがニューヨークのとある銀行へ入って行って、ローン担当者と会いたいと言った。彼女は今からビジネスで二週間ヨーロッパへ行くので、5,000ドル融資して欲しいと言った。融資担当者はローンをするには何らかの抵当が必要だと言った。すると金髪姉ちゃんは新しいメルセデスベンツSL500のキーを渡した。
 その車は銀行の前の路上に止めてあった。彼女は車の所有証明書を持っていて、書類は全て完備していた。銀行はこの担保に同意した。金髪姉ちゃんが5,000ドルのローンを組むのに11万ドルのベンツを担保にしたので頭取も担当者全員がほくそ笑んだ。
 銀行の従業員が銀行地下のガレージまで車を運び、そこに駐車させた。

 二週間後、金髪姉ちゃんは戻って来た。彼女は5,000ドル返した。利子は15ドル41セントだった。
 ローン担当者が言った。
 「お嬢様、私共は貴女様とお取引をして大変仕合わせでした。そして目出度く終了致しました。しかし私共は少し吃驚しました。貴女様がご不在の間に少し調査をさせて頂きました。そうしたら貴女様が億万長者であることが判りました。貴女様のようなお方がどうして態々5,000ドル借りる必要があったので御座いますか?」
 すると金髪姉ちゃんが答えた。
 「このニューヨークで私が戻って来るまでの二週間、たった15ドル41セントで車を置かせてくれるとこがほかに在るかしら?」


動物
一人の男が犬を連れて映画を観に行った。滑稽なシーンで犬は笑い、悲しい場面では泣いた。映画の始めから終わりまで、笑うべきときに笑い、悲しい時に泣いた。映画が終わった後、後ろの席にいた人が近づいてきて言った。
「実に驚いたよ。」
犬の飼い主が答えた。
「その通り。こいつは本が嫌いなんでね。わしと一緒で」

男と女 

(1)
 大きな牧場を経営していた男が最愛の妻に全てを遺して亡くなった。妻は牧場を経営して行こうと思ったが、牧場経営の仕方を殆ど何も知らなかったので、新聞に牧童募集の広告を出した。
 二人の牧童が応募してきたが、一人はゲイで、もう一人は酒飲みだった。彼女はじっくりよく考えた末、酔っぱらいよりは安全だろうと思ってゲイを雇うことに決めた。
 果たせるかなこの男は毎日長時間よく働き、牧場のこともよく知っていた。数週間二人はよく働き、牧場の仕事は順調に軌道に乗り出した。
 それである日、女主人は言った。
「お前さんはほんとによく働いてくれてる。家畜も増えた。町へ行って羽根を伸ばしておいで。」
 牧童は喜んで、土曜日の夜、町へ出掛けて行った。
 彼は午前二時半頃戻ってきて、家に入ってみたら、女主人がワイングラスを片手に、暖炉の傍に座っていた。
 彼女は静かに牧童を呼び寄せた。
「私のブラウスのボタンを外して。」
 震える手で、彼は命令に従った。
「次は私のブーツを。」
 彼はとてもゆっくり言われた通りにした。
「次は私のソックス。」
 彼は彼女のブーツの傍にソックスを丁寧に置いた。
「今度はスカート。」
 彼は暖炉の灯りで彼女の目を見ながらゆっくりとボタンを外した。
「次はブラ。」
 再び震えながら彼は言われた通りにして、それを床に置いた。
 すると女主人は彼を見て言った。
「また私の物を着て町へ行ったら、今度はクビだよっ。」

(2)
一人の男が予定より早く出張から帰ってみると、妻が寝室で一糸纏わぬ姿になっていた。彼は驚いて言った。
「未だ日の明るい内じゃないか。どうして服を着てないんだ?」
妻が答えた。
「着る物が無いのよぅ。」
「そんな事あるもんか。」
男はそう言って妻のクロゼットをサッと開いた。
「青い服があるじゃないか、それに赤いの、やぁティミィ、紫のも・・・」

(3)
ホテルのバーで一人の中年男が、一人の美女が一人で坐って飲んでいるのを見た。彼はつい彼女の方へにじり寄って言った。
「どうして今まで出会わなかったのだろうね。」
「そりゃー最初の半分は私未だ生まれていなかったのだもの。」


(4)
ハリーはガールフレンドの誕生日に何をしたらいいのか分からなかった。
「マァ、どこか高価な処へ連れてってくれたらいいのよぅ!」
そこでで彼が連れて行った処はガソリンスタンドだった。

(5)
トムは妻のメアリと向かい合って新聞を読んでいた。すると美人女優が、頭が悪くてプレーが荒っぽいので有名なアメフト選手と婚約した記事に気が付いた。
「この最低男が最高に魅力的な女と婚約するなんて、理解に苦しむよ。」
 するとメアリは微笑んだ。
「まあ、分かって呉れて有難う、貴男。」

(6)
或金持ちがイタリア女を愛人にしていたが、或晩密会して睦言を交わしていると彼女が言った。
「あたい、妊娠したらしいの。」
名声と家庭を破滅させたくなかった彼は彼女に言った。
「秘かにイタリアへ行って出産してくれたら、相当の金を出すよ。」
ごてられると困るのでと彼はさらに付け加えた。
「その後イタリアに定住して子育てをしたら、子供が18歳になるまで養育費を支払うよ。」
彼女は同意し、こう訊ねた。
「子供が生まれたことをどうやって知らせたらいいの?」
「こうするがいい。葉書に『スパゲティ』とだけ書いて送ればいいさ。そうすりゃ養育費の手配を始めるよ。」
八ヶ月ほど経った或日、彼が帰宅すると、妻が腑に落ちない様子で言った。
「貴男、今日貴男宛にへんてこな葉書が届いたわよ。」
「どれどれ見せてご覧。」
妻が葉書を夫に手渡して様子を見ていると、夫はたちまち真っ青になって倒れ込んでしまった。葉書にはこう書いてあった。
「スパゲティ、スパゲティ、スパゲティ。ミートボール付きが二つ、無しが一つ。パンが欲しい!」
(蛇足:「パン」は「ぜに」の意)

(7)
フットボール試合を観戦していた男が、前の席が空いているのに気付いた。そこでその空席の隣に座っている男に訊ねた。
「この席は塞がっているのかね?」
するとその男が答えた。
「いいや、いつもワシはウチのかみさんと来てたんだが、彼女がおっ死んじまったんで、ワシ一人で来てるんだ。」
「どうして友達を誘わないんだね?」
「それが駄目なんだ。奴らみんな今会葬に出てんだ。」

(8)

フレディとメアリは結婚したが、初夜をホテルで過ごす金が無く、フレッドの実家へ転がり込んだ。
翌朝、フレッドの弟のジョニーが起きて朝食を済ませ、学校へ出掛けしなにママにたずねた。
「フレッドとメアリはもう起きた?」
「未だだよ。」
「ぼくが何を言いたいか分かる?」
「そんなの聞きたくもないわ。早く学校へお行き!」
 ジョニーが昼食を食べに戻ってきてママに尋ねた。
「フレッドとメアリはもう起きた?」
「未だだよ。」
「ぼくが何を言いたいか分かる?」
「何を考えようと構わないわ。昼食を済ませたら、早く学校にお戻り!」
 学校から帰ってきたジョニーが又尋ねた。
「フレッドとメアリはもう起きた?」
「未だだよ。」
「ぼくが何を言いたいか分かる?」
「今は言っても好いわ。」
ママが答えた。
「昨晩フレッドが僕の部屋にやって来て、ワセリンがないかと聞いたんだ。確かに薬を渡したんだけど、寝惚けてたんで、模型飛行機用の接着剤を渡してしまったんだ。」

(9)
 アダムが数夜家を空けたので、イブは疑いを抱いた。
「あんた、誰か他の女と浮気してたんじゃない? 白状おし!」
「他の女だって? この世に女はお前だけじゃないか!」
 その晩アダムはぐっすり寝込んでいたが、イブが彼の胸を突いているので目が覚めた。
「何をしてるんだ?」
「あんたの肋骨数えてんのよっ!」


極めて正確なる警備員
発掘されたテラノザウルスの骨を復元した標本を指さし、見学者が博物館の警備員に尋ねた。
「この骨はどれぐらい年数が経っているのですか?」
「6500万年と4年6ヶ月です。」
「どうしてそんなに細かいとこまで正確に判るのですか?」
「私がここへ勤めだしたとき、6500万年でした。それから4年半が経ちました。」

セクハラ
ある朝、数時間釣りをしていた夫が戻ってきてちょっと一眠りしようと思った。それで妻は湖には不慣れだったが、ボートに乗ってみようと思った。エンジンを掛け一寸だけ沖に出て錨を降ろし、本を読んでいた。一人の漁区管理官がボートで近付いてきた。彼は女性のボートの横に並び声を掛けた。
「奥さんおはよう御座います。貴女は何をしているのですか?」
「本を読んでます。」
(見たら分かるでしょう?)と言わんばかりに答えた。
「貴女は釣り規制区域内にいます。」
「あらそうですか。でも私は釣りをしてません。読書してます。」
「それはそうですが、貴女は釣り道具一式を持っています。だからいつでも釣りを始めることが出来ます。私は貴女にこっちへ来て貰って、召喚状を書かなければなりません。」
「もしそんなことをしたら、私は貴男をセクハラで訴えます。」
「しかし私は貴女に触ってもいません。」
漁区管理官は言った。
「その通りです。だけど貴男は完全武装です。いつ何時でも始めることが出来ます。」
「ご機嫌よう、奥さん。」
そう言って管理官は去っていった。

企業努力 

 この頃のハイテク・スーパーマーケットは大したもんだ。最近ウチの近くに出来たのなんか、客の購買欲をそそるいろんな工夫をしている。野菜類のコーナーに近づくと遠くの暴風雨の音がして、新鮮なバター味のスイートコーンの香りがし、ミルクの処へ行くと牛の鳴き声と干し草の匂いがする。そして卵売り場へ行くと雌鶏の「コココッ」という声が聞こえ、朝食の匂いが溢れている。
 でもね、トイレットペーパーは昔からの角の店で買うようにし始めたよ。

中世ラテン語小咄
裁判官の掌に油脂を塗った女
 或貧しい小女が裁判官から公正に裁いて貰えないのを嘆いていると、ある人が教えてくれた。「あの裁判官は『掌に油脂を縫って貰ったら』(賄を貰ったら、の意)どうでもなるよ。」
ところが小女はその言葉通りに受け取って、豚の脂を法廷へ持って行き、衆人の環視の中、裁判官の掌に脂を塗って遣った。
すると裁判官が言った。
「女よ、お前は一体何をしておるのじゃ。」
彼女は答えた。
「裁判官様、人が言うには、私が貴方様の掌に脂を塗って上げないと、貴方様は私めを公正に裁いて下さらないそうで。」
裁判官は狼狽し、女の有利な様に判決を変えたとさ。

 

白雪姫が新しいカメラを買いました。彼女は小人さん達や森の風景を沢山撮ってフィルムを現像に出しました。数日後彼女は写真を取りに行きました。
「済みません。写真は未だラボから戻ってきてないのです。」
がっかりした白雪姫は泣き出しました。すると店員が慰めました。
「心配有りません。『何時の日か屹度貴女のプリントはやって来ます。』」

診察を終えた医師が患者に言った。
「いいですか、貴方は丁度いい時に来られました。」
「ええっ! そんなに悪いんですか? 先生。」
「いや、その逆です。後一日経てば自然に治るところだったんです。」

 

 

とても横柄なテキサスハイウェイ部局員が或農場へやって来て、老農夫に言った。
「新しい道路が出来る見込みなので、あんたとこの農場をを調べる必要がある。」
するとその農夫が言った。
「分かった。じゃがあの農場にゃ入れん。」
ハイウェイ職員が言った。
「本官は、欲するところは何処でも行ける州の許可証を所持しておる。これが目に入らぬか? このカードさえ有れば、どの農場へでも入ることが出来るのじゃ。」 
 老農夫は何時も通りの農作業をこなしていた。
数分後、彼は牧場の方から大声の悲鳴が聞こえて、先程のハイウェイ職員が全速力でフェンスに向かって走ってくるのを見た。そしてその直ぐ後ろから受賞歴のある雄牛が追い掛けて来ていた。雄牛は突かれた巣一杯のスズメバチよりも怒って彼に迫ってきた。
すると老農夫は大声で怒鳴った。
「カードを見せてやれ!」

 ハーレー・ダビッドソンに乗った男が動物園の傍を通り掛かり、小さな女の子がライオンの檻の中を覗き込んでいるのを見た。すると突然そのライオンが彼女の服の袖を掴み、悲鳴を上げている両親の前で檻の中へ引っ張り込もうとした。バイク乗りの男はバイクから飛び降り、檻の処まで走って行き、ライオンの鼻に力一杯パンチを食らわせた。痛みに耐えかねたライオンは少女を放して後ろへ引き下がった。バイク乗りは女の子を、震え上がっている両親の処へ連れて行った。両親は何度も何度も礼を言った。
 ニューヨークタイムズの記者が一部始終を目撃していた。
「これは今まで私が目撃した最も勇敢な行為です。」
「何でもないことさ。ライオンは柵の向こうに居たしね。オレはこの子が危険なのを見て、やったまでのことさ。」
「私はタイムズの記者です。明日の朝刊はこの話が一面に出ます。ところで貴男の職業と支持政党は?」
「オレは海兵隊で、共和党さ。」翌朝このバイク乗りはタイムズを買って、どんな扱いに成っているかと一面を見ると、こう書いてあった。
 「海兵隊員アフリカ系移民を襲い、そのランチを分捕った。」
(蛇足:タイムズは米国の代表的高級紙だが、やや民主党寄りと思われている。海兵隊は四軍の内最も勇猛と言われているが、手荒いとも思われている。折角のレポートもデスクの手に掛かれば・・・)

 四月の或日、黒海の岸辺のぽつんと在る小さな町に雨が降っていた。物凄く不景気で、誰もが負債を負っていて、付けで生活していた。
 その或日、一人の裕福な旅行者が町にやってきた。彼はたった一軒ある旅館に入ってきて、100ユーロ紙幣をホテルのカウンターの上に置いた。そして部屋を見るために階段を上がっていった。
 宿の主はその100ユーロ紙幣を持って借りを支払いに肉屋へ走って行った。肉屋はその100ユーロ紙幣を持って豚の飼育業者に借りを支払いに走って行った。飼育業者はその100ユーロ紙幣を持って飼料と燃料の業者に借りを支払いに走って行った。飼料・燃料業者はその100ユーロ紙幣を持って、不況のため付けで「サービス」して貰った娼婦の処へ借りを支払いに走って行った。この商売女は旅館へ走って行き、客を連れて行って部屋を借りたときの借りを支払った。
 宿の主はその100ユーロ紙幣をカウンターの上に戻した。その時部屋を見終わった金持ちの旅行者が上から降りてきて、その100ユーロ紙幣を取り戻し、気に入った部屋がなかったと言って町を出て行った。誰も得をした者はいなかったが、町中で借金をしている者はなくなった。