ハインツ小体
【ハインツ(Heinz)小体とは】
ハインツ小体(Heinz body)はヘモグロビンの酸化的分解産物であり、老化赤血球でNADHやNADPHの産生が低下して、赤血球内の物質を酸化障害から保護する作用が低下した結果生じたものと考えられています。しかし健常人では脾臓でそのような老化した赤血球は除去されてしまうため、末梢血中にハインツ小体をはっきり認める赤血球は少ないと考えられています。しかし、不安定ヘモグロビン症やグルコース-6-リン酸脱水素酵素異常症の様に抗酸化能が低下している場合はハインツ小体が認められます。また脾摘後にも認められる場合があります。