稲門医師会

稲門医師会 会長挨拶

理工学部建築学科 1973年卒
医師 羽鳥 裕

 2016年1月31日、全国から多数の早稲田出身医師・歯科医師・看護師・薬剤師が参集し、稲門医師会設立総会が開催されました。総会では、早稲田大学総長鎌田薫先生、福田秋秀校友会代表幹事のご祝辞をいただき、日本医師会会長横倉義武先生からもメッセージを頂きました。

 設立当初、約130名であった入会希望者はその後も増加し、2016年7月現在、227名となっております。様々なメディア、特に『早稲田学報』では数回にわたり当会を取り上げていただき、全国から反響がございました。

羽鳥裕 会長
羽鳥裕 会長

 私自身は、理工学部建築学科卒業にあたり、卒業制作として“てづくりのいえ”をテーマとしました。テーマだけでなく実際に、杉材を両側から挟んでボルトナットでとめた、木造枠組工法(ツーバイフォー)の約120平方メートルの家を、カリフォルニア西海岸シーランチにあこがれて、約1年かけて同期の仲間と作りました。横浜保土ケ谷の敷地に基礎を掘り、コンクリートパイルを打ち込み、基礎工事のコンクリートを流し込み、6メートル長の柱を軸に三階建てを建築しました。週刊誌にも取り上げられ、手伝いに来てくれた後輩が新聞や建築誌に投稿してくれました。また、建築工事後半部分は、その後通学した横浜市立大学の医学部学生も手伝いに来てくれました。

 さて、地域で医療を行っていますと、昨年9月に会の設立を告知しました“早稲田学報を見た”という患者さんが多数おられます。早稲田大学では、およそ1300の地域・職域・年次・海外の稲門会が積極的に活動しており、中には医療現場で働く校友もおりますが、これまで稲門会としては交流の場がございませんでした。日本医師会の仕事で全国を回り、懇親会などで「稲門医師会」のお話をしますと、まだまだ多くの早稲田出身医療関係者が各地域にいらっしゃると推察されます。会員の中には、早稲田で学ばれたことを十分に活かされ、複数の国家資格やダブルボードを医療の中で有効に利用されている方や、海外、行政、研究分野、教育現場などの第一線で活躍されている方、私のように建築の知識は活かすことなく、熱い早稲田魂のみを礎に診療の中で格闘している者など、多士済々であります。

 現在は、日本医師会常任理事としていくつかの事業を担当し、各学会・厚生労働省・経済産業省および財界の方々をカウンターパートとして仕事をしています。また、医師主導臨床研究の倫理審査と医師の職業倫理の担当もしております。「医師主導医療機器開発支援事業」においては、現在100を超える案件が集まっており、日本医療研究開発機構の組織と医療機器開発メーカー、町工場などの方々と力を合わせ、一刻も早く製品化につながる事業へ展開していく予定です。

 医工連携という言葉がありますが、TWIns(早稲田大学先端生命医科学センター)はまさにその拠点でもあり、生命医学や健康医学にかかわる研究に関しては、早稲田は医学部を持たないからこそ、全国の医学部との共同研究が盛んに行われていることも特徴です。所沢キャンパスでもWASEDA'S Health Studyをはじめ、数多くの健康医学に関する研究が行われており、早稲田出身の医療者が貢献できる分野は様々あると思います。

 早稲田大学校友には、多分野にわたり才能を持つ方が沢山おられますが、稲門医師会会員の皆様とともに校友ネットワークを構築して、社会への情報発信、早稲田学生に医療や健康情報を正しく中立的に知ってもらうための教育的貢献、大学との健康・教育面での連携、地域稲門会・校友との連携など、様々な観点からの活動を展開していきたいと考えております。

 稲門医師会は、医師・歯科医師・看護師・薬剤師による正会員とその学生会員を主体としておりますが、設立にあたり、それ以外の医療職や、他にも多くの校友の方々から応援の声をいただきました。そのような声を受けまして、今後はサポーター会員や賛助会員の制度も設けることにしております。

 稲門医師会にぜひご参加ください。ホームページ、メールなども活用しながら、会員の皆様への情報発信や相互交流を積極的に進めていく予定です。今後とも、当会の活動にご理解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。



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