Keyhole Microsurgery

Keyhole Microsurgery



福島孝徳先生とキーホール手術

脳外科の専門医を取得した年から3年以上、三井記念病院で働けたことはわたくしの財産です。三井記念病院の脳外科部長の福島孝徳先生は、ちょうどキーホールサージャリー(鍵穴手術)を開発された時期で、また頭蓋底の難しい脳腫瘍の手術につぎつぎと挑戦しておられた時期でした。これらの難しい手術に助手として参加でき、また、手術の一部をまかされるようになったことが、いまの私の手術の基礎になっています。三井記念病院をやめてアメリカへの留学準備のために東大病院にもどることになった時には、福島先生からそれまで3名のドクターにしか発行しておられなかった「免許皆伝」、鍵穴手術のトレーニングを終了したという証明の楯をいただくことができました。アメリカに留学直後に福島先生もアメリカの大学に移られ、ある日お電話をいただき「藤巻くんのようなひとはなかなかいないよ」と激励していただいたことも良い思い出です。 その後、自分なりに手術法に工夫を加えて、それなりに進歩はしていますが、基本は福島先生にたたきこまれた手術だと思っています。これを患者さんに還元していかなければ、とこの楯を見るたびに気持ちを新たにしています。
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