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Brain Tumor/脳腫瘍


胚細胞腫瘍・Germ cell tumor
胚細胞腫瘍は若年者の松果体や脳下垂体の近くにできる腫瘍です。ジャーミノーマ、奇形腫、卵黄嚢腫瘍などいろいろな種類があり、治療法が異なります。奇形腫をのぞいてどれも腫瘍の性質としては比較的はやく増殖する性質があり、手術だけでは治療が困難です。術後、放射線治療や化学療法を併用する必要があります。これらの腫瘍は日本で多く、従って治療に関しても日本で最も積極的に行われています。ジャーミノーマはもっとも治療成績がよく東京大学および関連病院の成績では10年生存率90%におよんでいます。ほかの組織型では治療はより複雑ですが、一昨年より開始された厚生省の「小児悪性脳腫瘍の治療にかんする班会議」では、集学的治療による治療成績を向上しようとする共同研究をおこなっています。
松果体
胚細胞腫瘍の良くできる場所の一つが
松果体です。脳の深部にあります。


松果体に腫瘍のあったジャーミノーマの一例です。
左側の図で松果体部に腫瘍がみられます。
右は治療終了時のMRIです。腫瘍は完全
に消失しています。
(患者さんの許可をえて画像を掲載)

胚細胞腫の画像所見、診断についてくわしく知りたい方は下記の文献をご参照ください。
(専門学術雑誌ですが)
Fujimaki T 他著
CT and MRI features of intracranial germ cell tumors
J Neurooncol, 19: 217-226, 1994
E-mail: Fujimaki


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