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御挨拶

 東京大学医学部附属病院におきましては、平成13年10月に特殊診療科としてティッシュ・エンジニアリング部が設立され、入院等B8階に約800uの完備した研究室が設立されています。ティッシュ・エンジニアリング部は、骨・軟骨再生医療寄付講座(武田薬品工業株式会社)、血管再生医療寄付講座(第一製薬株式会社)、造血再生医療寄付講座(麒麟麦酒株式会社)、角膜再生医療寄付講座(HOYAヘルスケア株式会社)、腎臓再生医療寄付講座(持田製薬株式会社)、メニコン軟骨・骨再生医療寄付講座(メニコン株式会社)の6つの寄付講座から構成され、各方面の優秀な人材を国内外から招聘しました。各講座には1名の客員助教授と1名の客員助手から構成され、多くの大学院生とともに研究を遂行しています。今後数年以内の臨床応用を目標とし、トランスレーショナル・リサーチセンターとして機能すべく研究を行っています。
 現在、国家的プロジェクトとして認識されている再生医療の実現には、企業とのタイアップと技術移転、開発技術の特許化、GMPレベルでの治療用材料の生産、安産製の評価研究、治験のための組織化などが必要とされます。産学官連携が強く求められるともにベンチャーカンパニーの設立・運営も必須とさえ言われており、まさに国レベルでの取り組みが必要と思われます。広くティッシュ・エンジニアリング技術あるいは再生医療が発展することにより、内科、外科を問わず、全ての領域の治療や創薬に大いに寄与することが期待されます。東京大学医学部附属病院ティッシュ・エンジニアリング部の発展に、今後とも皆様のご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

東京大学医学部附属病院
ティッシュ・エンジニアリング部
部長          高戸毅

2001年3月