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重要な問題
   FMSの病院への打診は保険診療に対する病院の収支がFMSが有利なのか
   院内検査の継続が有利なのかをもってやってきます。
   そして、現在での収支、人件費その他を算出します。そう、現在のです。
   さて、ここで、保険点数の引き下げは何故おこってるのでしょうか、
   検査センターが検査を安くやってしまうから・・・・も原因に一つです。
   そう、センターでの検査が増えればますます検査点数の引き下げがあり得ます。
   5年、10年後にはますます点数が下がるわけです。その時にFMSという
   やり方をセンターさんは維持できるのでしょうか?保険収入の何%でやって
   いけるのでしょうか? 
   できずに撤退した場合に、病院の検査はどーなってしまうのでしょうか?
   その時には過去には戻れない、全て外注になってしまう??
   病院検査そのものの危機を迎える事になるんだよな〜。



何故こうなったかの歴史
   その昔、まだ保険点数に丸めや規制がなかった頃は検査はすればするほど
   儲かる時代がありました、そう検査技師は院内では稼ぎ頭、”鼻たっかだか”の
   時代でした。それから数十年、時代は変わり現在の保険制度により
   検査はすればするほど赤字、検査は外注が安いとなる時代になりました。
   しかし、検査技師は昔の”鼻たっかだか”の時代が忘れられず、
   未だに”鼻たっかだか”時代でいるようです。目を覚まさないとね。
   はい、この人々が淘汰される人材だと思います。



視野の狭さ
   院内で検査技師として働いていながらも、学術優先、エリート思考が
   強いため、院内で働いている事を忘れ患者や診療に優しくなれない人々を言う。
   もっと、世間の民間の会社での規律や価値観を見習うべき。



経済観念の希薄
   あなたの担当の業務はなんですか?
   例えば、生化学を担当しているのであれば、使用している試薬の値段は
   把握してますか? GOTは1テストいくらで購入してますか?
   この答えが判らない人は考えたほうがいいですよ、経済観念の希薄です。
   全てとは言いません、自分の担当している業務のコストくらいは知らないとね。
   あんパンの値段を知らないパン屋なんていませんよ!!



患者診療計画表作成時の助言
   九州のある病院に数年前に見学に行った時にショックを受けました。
   そこでは診療計画表作成時に検査技師が出向き、今後の検査スケジュールと
   保険診療点数にあった検査項目の設定を話し合ってました。
   また、日々の検査依頼に対しても適正な内容かの吟味と確認を行って
   おり、検査部の収支を月単位で出してました、もちろん大幅黒字です。
   さらに、検体数は当院と比べるとかなり少なかったです。
   東大はベッド数1000、外来2500で、生化学検体は日に800前後
   その病院はベッド数1300、外来3000で生化学検体は日に500前後
   私がやりたい事はこの病院が実践してました。
   私が師匠と仰ぐ人は2人います、四国の師匠と九州の師匠です。



患者や診療中心の結果報告体制
   業務効率も考えるべきだが、ちょっと発想を変えれば診療は大喜びなんて
   事もあるような気がしてならない今日この頃です。
   基本的には患者中心と思っているのですが、我々のサービスを利用するのは
   医者や看護婦じゃないかな〜、その2次的効果が患者にフィードバック
   されてるんだよな〜・・・・・・。
   つまりは検査技師の仕事は患者ではなく医者や看護婦??
   そんな気もする今日この頃です。



試薬購入価格
   なんで検査センターと病院では検査センターのほうが安くできるんだろー。
   その理由の一つに試薬購入価格の違いがあるのでは???
   試薬屋さんにその点を聴くと全てがわかるかも??
   当然内部努力は病院よりも凄い事は確かです、見習うべき事は多いです。



残りが10年以上ある
   大変失礼な話しで恐縮なんですが、現在物事を考えて実際に運営している
   上層部は残り数年の方ばかりです。
   つまりはその方々は自分が定年後の事を真剣に考えてくれているのでしょうか?
   数年先までの安定があれば良いなんて思ってはいないでしょうね!!
   私は残り30年弱あります、自分は30年先まで考えなければならない。
   生活のかかったお父さんは結構怖いですぞ〜!
   我々の年代の方々も立ち上がらないと安定はあと数年で終わりかも??
   


ISO9001の所得
   各検査室ではマニュアルを作ってありますか?
   ローテーションによって誰が来ても検査のクオリティーは保てますか?
   あの人がいないとあの検査室はダメとかのありませんか?
   セクショナリズム、自分の天下を守るために技術を後輩に教えない
   先輩はいませんか?
   ISOは全てを解決してくれます。(かもしれません!)
   マニュアルの作成、検査コストの計算、精度管理全てにおいて
   文書で提出しなければいけません。そういったきっかけがあれば
   検査部を変える事ができるかもしれません。
   ローテーションは後輩の為、自己の向上のためには必要と思ってます。
   その時にお局様が検査室にいたら向上は期待できませんよね。
   私は就職してすぐの時、隣の検査室に入ったらこう言われました。
   勝手に人の部屋に入ってくるな!!って・・・。
   今は東大の雪解けしましたが・・・・・。