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皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、2010年(平成22年)5月19日(水)〜 21日(金)の3日間、盛岡市民文化ホール・盛岡地域交流センター(マリオス)および岩手県民情報交流センター(アイーナ)において、第87
回日本生理学会大会を開催させていただくこととなりました。
メインテーマは「発生・分化・再生・恒常性維持の統合的ダイナミズム」に決まりました。躍進著しい各種技術を用いての研究、並びに深さと重さを備えた伝統的な研究の成果を基にした新しい知見や概念の発表を期待いたしております。昨今は世界経済が低迷の状態にありますが、この様な時こそ学問的な蓄積の機会と思われます。遺伝子や蛋白の網羅的解析を背景に、医学はひたすら疾病の解析や治療応用に邁進する事と推測されます。しかし現代はまた、医学上の難問の解決に加えて、人類がおのれ自身を知る為の重要な時代でもあるとも思われます。今回の世界経済の低迷も、地上に絶えることのない争いごとも、また地球環境の急激な変化も全てが人類の生命活動そのものが引き起こした産物に違いありません。その意味では生命科学の祖たるべき生理科学の使命はまだまだ果たせていないように思います。目下の所、IUPS2009京都も開催準備が整い、近々成功裏に終えることでしょう。これを一つの区切りとし、原点に立ち返ってわれわれの使命を果たすべく21世紀の生理科学の方向性を探るための「機会と場」を盛岡大会が提供できれば幸いに思います。
この大会には日本を代表する生理科学並びに学際領域の学者、生命科学を担う若手研究者が参加することはもちろんですが、世界第一線で活躍している海外の研究者の参加も期待されております。全国から約1,500名の参加者が予定されております。
盛岡での日本生理学会大会は、1972年(昭和47年)5月、当時の三田俊定教授(旧生理学第一講座)、八木捨四教授(旧生理学第二講座)、高下弘夫教授(口腔生理学講座)が開催されて以来38年ぶりの全国規模の学術集会です。生理学会全国大会は近年大都市での開催が続いており、盛岡のような地方都市での開催は久方ぶりのことであります。岩手の地は、古くから世に知られる偉人を輩出しております。また、平泉中尊寺などの文化的な遺産もございます。山有り海有りの風光明媚で広大な土地と伸びやかな風土がこの様な人々や文化を生み出したものであります。
開催にあたり、岩手医科大学、岩手県、盛岡市の各種団体の支援の基に実行委員会が編成されて、学会の開催に向けて鋭意努力致しております。開催時期も新緑の季節に設定いたしました。どうかこの様な土地をぜひ訪れて丸ごとの岩手を鑑賞いただきますようお願いいたしますと共に皆様のご参加を心からお待ち申しあげております。
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| 岩手医科大学医学部生理学講座 |
| 第87回日本生理学会 |
大会長 佐々木 和彦
(岩手医科大学医学部生理学講座)
副大会長 久保川 学
(医学部生理学講座)
副大会長 佐原 資謹
(歯学部口腔生理学講座) |
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