1.褥瘡管理のすすめかたの実際
 3)ケアの選択と具体的な方法
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栄養状態の整え

●食事摂取方法の援助・経口摂取を中心とした食事の整え
 <経口摂取はバイタルパワー>

 食事の量はもちろんですが、自力で食事を食べようとする人に褥瘡の発生が少ないといわれています。口から食べることは人が生きる目的の一つですから、まず患者が経口摂取できるような関わりをしていくことが必要となります。どうしても通常の食事ができない時は、半消化態栄養剤を口からとり、それでも蛋白質が不足する時は蛋白補助食品を使うことを考えてみます。

●半消化態栄養剤の使用
 従来、半消化態栄養剤は経管栄養のために使われてきましたが、栄養補助食品として経口から補うことを勧めます。基本的には1Kcal/1mlです。最近ではおいしく飲めるものも多くあります。もし嚥下障害等がある場合には、プリンにして10時と3時の間食として勧めます。1.5gのゼラチンを小量のお湯で溶かして80ccに混ぜれば、丁度食べやすいゼリーが簡単にできます。

蛋白補助食品の使用
 食事量が少なくなるとどうしても蛋白質も不足するので、サンケンラクトのような蛋白補助食品を使うと良いでしょう。これは顆粒状と液状があり、10g中に7.6gの蛋白が含まれています。ストロベリー味もあり、蜂蜜などに混ぜてパンに塗ってもおいしく食べられます。

●その他の文献

  1. 真田弘美, 他編:ナース必携 褥瘡ケア用品ガイド, エキスパートナース臨増, 照林社, 1996.
  2. 美濃良夫:褥瘡予防のための栄養管理, 看護技術, 42(1): 24-29, 1996.
  3. 杉橋啓子, 他:実践介護食事論−福祉施設と在宅介護のための食事ケア−, 第一出版, 1997.
  4. 真田弘美:褥創は予防し、治すことができる ブレーデンスケールによる科学的アプローチ, 看護学雑誌, 61(2): 114-140, 1997.
  5. 真田弘美:褥創ケアと栄養管理,エキスパートナース, 14(1): 100-105, 1998.

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