1.褥瘡管理のすすめかたの実際
 2)褥瘡発生予測方法
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【概説】

ブレーデンスケール 

【ブレーデンスケール使用方法の説明】
  項目の説明

【ブレーデンスケール使用時の注意点】

【ブレーデンスケールに関する文献】

  1. Braden,B.J.,zbergstrom,N.:Clonical utility of the Braden Scale for predicting pressur sore risk,Decubitus,2(3):44-51,1989.
  2. 真田弘美監修:褥創発生のリスクアセスメント,月間ナースデータ Vol.16 No14 臨時増刊号,日総研,1995.
  3. 真田弘美,美濃良夫,大串小夜子編:ナース必携褥瘡ケア用品ガイド,エキスパートナース 11月臨時増刊号 Vol.12 No.13 ,1996.
  4. 真田弘美:日本語版Braden Scaleの信頼性と妥当性の検討,金大医短紀要,15:101-105, 1991.
ブレーデンスケール
(1986年に米国のブレーデン博士が開発)

K式スケール(金大式褥瘡発生予測尺度)記入方法 

スケールの採点の対象
何らかの理由により、床上生活を余儀なくされている患者すべてです。また、完全な床上生活でなくても、24時間のなかで床を離れる時間が圧倒的に短い場合も含まれます。

調査間隔:スケール採点時から基本的に1週間毎に行います

OHスケール 

平成10年から3年間にわたる厚生労働省長寿科学総合研究班(大浦武彦 班長)による調査を基に作成されたスケールである。データは急性期病院、長期療養施設、在宅から収集され、単変量解析・多変量解析の統計処理により褥瘡危険要因が検出された。これをもとに作成した大浦式スケールをさらに新しくしたスケールである。

危険要因とそのスコア
(1)自力体位変換
「できる」・「できない」これ以外の「どちらでもない」に分類する。「できる」0点、「どちらでもない」1.5点「できない」3点に配分されている。「できない」原因には麻痺。意識状態の低下、安静などがあるが原因の如何を問わず自力で体位変換がどれだけできるかを評価する。
(2)病的骨突出
 「なし」・「軽度・中等度」・「高度」の3つに分類する。それぞれ0・1.5・3点に配分されている。骨突出とは仙骨部中央から8cm離れたところでの高低差があるかを仰臥位時に仙骨部の頂点が両臀筋と同じ高さかあるいは突出している状態を指し、その程度を簡易メジャーで判断することも可能である。
(3)浮腫
 「なし」・「あり」の2つに分類する。0・3点に配分されている。浮腫とは下腿前面頸骨部・足背など褥瘡部以外の場所で、指の圧痕が残る状態をさす。
(4)関節拘縮
「なし」・「あり」の2つに分類する。0・1点に配分されている。関節拘縮とは四肢の関節可動制限があることである。

OHスコアによる患者のレベル分け

褥瘡対策に関する診療計画書(厚労省 別紙様式5) 

厚生労働省危険因子評価とは、褥瘡対策に関する診療計画書(別紙様式5)に含まれており、患者の日常生活自立度を判定し、自立度の低い患者について診療計画を作成し褥瘡対策を立てるために必要な評価リストである。この評価は6項目あり、「できる・できない」「あり」「なし」の2者択一方式となっている。スケールとして用いるのではなく、危険因子が1つ以上「できない」または「あり」の場合、それに対して看護計画を立案する指針となる。

危険因子の項目の定義
(1)基本的動作能力
ベッド上とイス上で患者をアセスメントする。ベッド上では自力体位変換ができるか、イス上では坐位姿勢の保持ができるか・除圧ができるかを確認する。自力体位変換とは自力で体の向きを変えることを指す。本人の意思を問うものではなく、実際にできているか否かを評価する。坐位姿勢の保持とは、特に姿勢が崩れたりせず座ることができることを指す。座位時の除圧とは、自分で姿勢を変えることができることを指す。イス上の評価は、イス(車いすなど)に座ることがある場合に実施する。
(2)病的骨突出
病的骨突出とは、仙骨部の場合、両臀部の高さが同じまたは突出している状態を指す。骨突出度計や体圧計を使用して判断することもできる。
(3)関節拘縮
関節拘縮とは四肢の関節可動域に制限があることを指す。屈曲・伸展拘縮や変形などをいう。
(4)栄養状態低下
栄養低下とは褥瘡発生を予防するための栄養が適切に供給されていないことを指し、アルブミンを指標とするとされている。3.0から3.5g/dlを掲示しているが、血液検査がない場合に判断ができない。今後体重減少や喫食率等で今後検討予定である。
(5)皮膚湿潤
皮膚湿潤とは汗・尿・便による湿潤をさす。多汗による皮膚湿潤とは、多量の汗をかくこと、尿失禁による皮膚湿潤とは、臀部皮膚が尿で濡れていること、そして便失禁による皮膚湿潤とは、便が臀部皮膚についている時間があることを指す。上記のどれかひとつでも該当すれば、皮膚湿潤ありとなる。
(6)浮腫
浮腫とは、褥瘡局所以外の部分で皮下組織内に組織間液が異常に貯留した状態を指し、下腿前面頚骨部、足背、あるいは背部で確認することができる。


文献
 1,日本褥瘡学会編:褥瘡対策の指針,照林社,2002. から参照

褥瘡対策に関する診療計画書(厚労省 別紙様式5)

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