第44回日本呼吸器学会九州地方会一般演題抄録
演題番号： D20
当院医療従事者の結核院内感染の現状国立療養所福岡東病院
○二宮 清、相澤久道、宮崎正之、田尾義明
高田昇平、中野寛行
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当院は平成１２年現在で結核病床１００床を含む定床６００床、職員数５００名を有する国立療養所である。外来には年間２００名近い（平成１１年度２５０名）排菌患者が受診し、結核病棟へは年間２００名近い排菌患者（平成１１年度２２６人）が入院する。結核患者の手術件数は、骨・関節結核を含めると年に十件程度はある。 これらの医療環境のもとで昭和６０年以降発生し、労災と認定された症例や定期健康診断・接触者検診などで発見された、当院の医療従事者における結核感染１５例を今回まとめてみた。これら１５例において性別・年齢・職種・臨床病型・発見の動機・排菌の状態・臨床症状・胸部Ｘ線分類・治療内容と感染経路についてまとめるとともに、当院における結核の院内感染対策についても言及する。 |
受付番号：P059