性と健康を考える女性専門家の会HP

プロジェクト

STDプロジェクト

STD予防プロジェクトの活動は、調査研究と各メンバーの啓発活動です。平成12年から日本性感染症学会へ参加し、厚生科学研究への協力として、雑誌やVTRなどのメデイアが若者のSTD予防に与える影響などを調べました(関連調査は継続中)。また、各メンバーは調査結果を還元し、予防啓発を行っています。当会のSTD予防のリーフレットも好評につきどんどん活用してください。 (神戸市保健所 白井千香)

禁煙プロジェクト

 女性とたばこの問題は非常に重要なテーマですが、長い間置き去りにされてきました。たばこを通して女性に関する多くの問題・歴史的社会的変化、職場の問題、家庭の問題、そして女性に特有の健康問題等様々なものが見えてきます。このプロジェクトでは「性と健康を考える」という視点から喫煙問題に光を当て、情報を発信し、できるだけ多くの方と一緒に考え行動できる環境をつくりたいと思います。

 5月の総会シンポジウム「女性と子供をたばこから守ろう」を行い、続いて大阪、北海道でも禁煙シンポを開催します。健康増進法25条や枠組み条約制定で、禁煙に弾みがついてきました。資料集やパンフなど作製予定です。(小西明美)

クスリプロジェクト

 近年、女性の健康とクスリに対する意識と関心は特に高まってきています。当プロジェクトでは、女性がクスリの情報を正しく理解し、健康の増強、疾患の予防、QOLの向上に貢献するよう啓蒙活動を行っています。

 また、現在は多くの医療情報があふれ、消費者のみならず医療従事者にとっても、それらの情報が本当に正しいものなのか、判断することが難しい状況です。平成13年から、クスリに関する情報を客観的に判断するためのCASP(Critical appraisal skill program:医学論文の批判的吟味法を少人数で学ぶ方法)を開催しています。ニュースレターのクスリとエビデンスの欄では、クスリや疾患(ホルモン補充療法など)などに関する医学文献をわかりやすく紹介し連載しています。平成15年度は、共立薬科において“あなたの家のくすり箱診断”(主催:共立薬科大学)を共催実施しました。(田中依子)

十代の性と健康プロジェクト

1)日本思春期学会における報告を行いました。
2)日本女医会「女性医師による重大の健康支援事業」への協力
  今年度は当該事業の3年目であり、全国各地での講演会が予定されています。地方部会会員の協力、参加が期待できると思います。
3)STD予防プロジェクトとの共同によるSTD予防啓発ビデオの企画中です。
(対馬ルリ子)

女性口腔医学プロジェクト

私はシェーグレン症候群(SS)を主に診療していますが、慢性関節リウマチ(RA)や全身性エリテマト-デス(SLE)などの膠原病との合併がSS患者の半数にみられます。さらに、橋本病や自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変との合併があり、その症状は多臓器にわたります。しかし、自己免疫疾患は一般にはなじみの薄い疾患です。患者は自覚症状により、各科を受診しているのが現状で、専門医療機関の連携があまり行われておりません。女性に好発するこれら疾患に対し、今後は、Gender Specific Medicine & Health Careに基づき、更年期障害との関連や精神的なケアなど、様々な角度からのアプローチが必要です。そのためにも、本プロジェクトは専門家によるネットワークを確立し、セミナーや講演活動を通じて、自己免疫疾患の周知・教育・専門外来の紹介など、幅広い情報活動を行っていく予定です。(志村真理子)

中高年女性の健康プロジェクト

当プロジェクトの平成14・15年度重点目標は、尿失禁についての調査と啓発活動です。中高年女性を対象にしたアンケート調査で、尿失禁は健康問題としての認知度が低く、症状があっても受診しない人や、受診してもその治療に満足していない人が少なくないことがわかりました。生活の質も影響を受けており、治療や予防に直結する情報も求められています。今後は各種講演活動で尿失禁に関する社会的な啓発を推進していく予定です。
(今村恭子)

乳がんプロジェクト

 最近の乳がん患者の増加を見ると、乳がんは特別な女性だけがかかるがんではなくなりました。さらに、この乳がんは女性がもっとも活躍している40~50歳の死亡原因の第一位となっています。もっとこの乳がんに関心を持って、検診を受けて欲しい、自己検診をきちんとやって欲しい、早期発見して、できるだけあとに障害を残さない方法で治療ができたら、との願いをこめて、啓蒙活動を試みています。乳腺外科、放射線科、産婦人科医が中心メンバーの「乳房健康研究会」の活動協力をしています。本年3月の昭和記念公園ミニウォーク、10月には代々木公園で、雨の中、約3000人が参加しました。乳がん検診の施設情報などを発信したいと思っています。(加藤季子)

ノーマライゼーション・プロジェクト

障害とは一体何なのか、を考えるところから始めたいと思います。それぞれのメンバーが取り組んでいるテーマの中での障害を取り上げていく予定です。精神・知的障害、重複障害などの障害をもつ人の性と健康について医療関係者とネットワークを作ることを目的にしています。女性、障害者、マイノリティなど社会のなかで「弱いもの」になりがちな人と共に歩むプロジェクトです。(堀口雅子)

働く女性の健康プロジェクト

1998年3月に第一回目のシンポを開催してから、既に5年が経過しました。年に一回、医学のみならず、様々な分野の方をお呼びしシンポを開催し、働く女性の健康を多面的に捉え、知識から行動への道筋を探ってきました。今年はメンタルヘルスを中心に据え、シンポジウム「鬱にならない個、鬱を作らない社会」を開催予定です。(荒木葉子)

ピルプロジェクト

会の発足は低用量ピルの認可へのロビー活動がスタートでした。1999年に厚生労働省でピルが承認された後は、ピルの適正使用への啓発活動が主でした。月経トラブルへの使用を含めてピルについての知識を持つ女性が増加した一方で、インターネット上でピルや中絶ピルである抗プロゲステロン剤が販売されている現在、女性の健康を損ねる可能性のある問題が新たに起こっており、来年度、活動を再開します。
(早乙女智子)

翻訳プロジェクト

「マーガレット・サンガー 嵐を駆け抜けた女性」 エレン・チェスラー著・早川敦子監訳・性と健康を考える女性専門家の会監修 が、長い年月を掛けて完成し、日本評論社から出版されました。

 アメリカでいち早く産児制限の提唱者となり、精力的な女性運動おともに社会活動を展開したマーガレット・サンガー。近年の男女共同参画型社会への関心に大きなヒントを与えるものとして、サンガーの社会運動が再評価されています。サンガーのあゆみは、社会の様々な領域で、女性がどのように「自己決定権」を構築していったかをたどる道しるべにもなっています。半世紀を経た現在、サンガーの考えていたことは今も色あせることなく、若い女性たちが自分の自由について考え、自己をとらえ直す契機となることでしょう。

会 (FAX:03-5565-4914) にお申し込みいただくと送料がかかりません。価格は4000円(税別)で、お支払いは書籍到着時引換となります。

近畿支部

 2003年度は、ピル処方に関する調査結果を協力いただいた医師に報告すると共に、調査によって得られた情報を市民にどのような形で提供していくかを検討する予定です。

 禁煙プロジェクトと共同で、大阪でも禁煙シンポを開催します。

北海道支部

継続して開催している「女性が生き生き暮らしていくために」のシリーズ5「思春期の子供達に伝えたい性の健康知識」、シリーズ6「女性と子供をたばこから守ろう」、2003年エイズデーでは「性感染症と予防の知識」を開催予定です。出版事業として「女性が生き生き暮らしていくために」シリーズ4『ママになるとき』、シリーズ5『子供の心とからだの悲鳴が聞こえますか』、シリーズ6『思春期の子供たちに伝えたい性の健康知識』を予定しています。