サイコドラマ治療グループのご案内2001年5月26日改定)

 

 さちクリニックでは外来治療の一環として集団精神療法(グループ療法)の一つである、サイコドラマという技法を用いたグループ治療を行うことになりました。主治医の先生と良くご相談のうえ、主治医を通じてお申し込み下さい。

 

1)サイコドラマとは 

 サイコドラマは、アメリカのモレノという人が始めた一つの治療技法です。言葉のとおり、ドラマ(演劇)をもととしていますが、普通の演劇と異なり、役者が演じるのを見るのではなく、参加する人が自分で自分自身の問題を解決するために自分から演じる劇なのです。そして、このドラマには、脚本がありません。即興的にその場で自分が抱えている、困ったことや悩みを他の参加者に話す代わりに演じるのです。私達はしばしば、他人に悩みを打ち明けて慰めを得ますが、同様にこのドラマによって、主役を演じた人は、同じグループに参加している人達から慰めを得ます。一方、主役以外の人は、主役の人に癒やしを与えます。人に受け入れられる体験と人を受け入れる体験を得る場となるのです。サイコドラマには、ディレクターと呼ばれる治療者(当院の場合、磯田医師)がいて、グループの進み方やグループ内で起こることの全てに責任を持ちます。

 演劇的な技法を用いますが、劇が好きでない方も演技することが苦手な方も問題無く参加していただけます。治療としてのグループですので見学だけという事は出来ませんが、グループの中で何かを強制されたりする事はありません。

2)サイコドラマによるグループ治療は次のような方に適します。

  1. 家族、友人、恋人、知人等との人間関係で、いつも同じパターンに陥ってしまう方
  2. 過去の辛い体験を乗り越えたい方
  3. 自分の気持ちを素直に表現できない方、自由に自分を表現できるようになりたい方

3)参加の仕方

 さちクリニックではサイコドラマのクローズドグループ(参加者を固定したグループ)を作り毎週一回、水曜日の午後にセッションを行い、11回で1治療単位にしております(約3ヶ月間)。クローズドグループではメンバーが変わりませんので、回を重ねるごとに安心感が増していき自分の問題を解決していく場としての機能が高まっていきます。

 クローズドグループにご参加いただくためにはオープングループ(参加者を固定しないグループで、どなたでも参加できますが、事前の申込は必要)で実際にサイコドラマを体験していただくことが前提となります。実際に体験した後でクローズドグループに参加するかどうかを決めることができます。

 初めての方は事前に必ず主治医を通じてお申し込み下さい。主治医の許可がない場合、グループへは参加して頂けません。また、クローズドグループに参加していただく方は事情の無い限り11回のセッションのすべてに参加していただく事が前提となります。ただし実際には全セッションに参加するのが難しい場合もあると思いますので、まずはご相談下さい。なお、さちクリニックを初めて受診される方の場合、初診の手続きも必要になります。

4)個人療法について

 主治医は現在かかっている先生のままです。変更する必要はありませんが、通院の関係などで、不都合な場合は申し出て下さい。

5)費用について―――全て通常の健康保険が使えます。

 通常の保険診療に定められた集団精神療法の自己負担分をご負担頂きます。通院医療費公費負担制度等を他院で利用中の方は、さちクリニックでもあわせて利用する事ができますが、手続きに時間がかかりますので早めにお申し出下さい。さちクリニックですでに同制度を利用中の方は無条件で適用されます。

6)日程について  

直接、お電話で、さちクリニックにお問い合わせください。なお、上記の通り、クローズドグループの途中から参加することは通常できません。

 

7)場所および連絡先

さちクリニック 東京都新宿区高田馬場2−14−9−501

JR高田馬場駅から徒歩3〜4分

電話 03−3208−5848

 

 

 

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totto-tky@umin.ac.jp