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研修医が主役!全員参加型Journal Club(研修医抄読会)

研修医抄読会風景

東大小児科では、神田祥一郎助教の発案と指揮のもと、2015年度度より研修医全員参加型Journal Clubを行っています。 この抄読会のモットーは「主役は研修医」です。同席している指導医は事前の準備など必要に応じて手伝いますが、あくまで主役は研修医の諸君です。研修医全員が必ず発言をして議論に加わる全員参加型です。
この抄読会の目的はたくさんありますが、、、、

・まず、議論を通じてメンバーがお互いの理解を深める。
(同期で研修することから一生の付き合いが始まります。)
・もちろん、本格的な医学論文の読み方を復習する。
(皆さん、難しい論文でも頑張ってチャレンジしています。)
・特に大事にしているのは、プレゼンテーションするときの姿勢や話し方を練習する。
(人にわかりやすく話すにはどうしたらよいか、ぜひ一緒にやってみてください。)
・決められた時間内にわかりやすいビジュアルな資料を用いて説明する。
(みんな言いたいことはいっぱいあります。しかし時間にあわせて内容を整理して、質疑の時間をちゃんと残します。)
・質疑は絶対に全員が参加する!
(だから聞いている方も必死です。どんな素朴な質問でもよいから参加しなければいけません。一方でどんな質問にも発表者は丁寧に答えます。)
・質問の際にプレゼンテーションをしてくれた人に感謝の言葉を述べる。
(発表者も聞く方もお互いに感謝の言葉を忘れません。社会に出たときのマナーです。)
最後に評価者(神田先生か指導医)がフィードバックしますが、40分はいつもあっという間に終わってしまいます。

研修医の皆さんによる手作りの抄読会です。それぞれの先生の個性がわかる発表、大歓迎です。(岡)

抄読会係より

抄読会係の神田です。東京大学小児科では毎週水曜日午前7:50-8:30の40分間(発表20分+質疑20分)抄読会を行っています。年間スケジュールの詳細はリンクの2016年度の記録を参考にされてください。

年間スケジュールは
①指導医と共に論文選定・発表準備を行う抄読会
②フリーテーマプレゼン
③自分で論文選定・発表準備を行う抄読会
の順になっています。1年を通じて医学者としての基礎を培っていきます。

「フリーテーマプレゼンって?」としばしば聞かれます。フリーテーマプレゼンを開始するにあたって2016年度の研修医のみんなに送ったメッセージを下記に掲載いたします。

フリーテーマプレゼンって?〜抄読会係から研修医のみんなへのメッセージ〜

『最近、医療の標準化とともに、医師の個性が埋没していくことを危惧しています。新入局のみんなは、医療者としてのみならず、医学者としても自立を目指さないといけません。みんなそのことを意識しているかな?医学者っていうのは「医学を追及する人」。標準化とは真逆の方向性です。これまで半年間抄読会を一緒にやってきました。みんな様々な工夫をしているのは分かるのだけど、最近の抄読会、画一的になってないかい?抄読会には正解も不正解もないし、点数がつけられるものではないのだから、思い切って色々変えてみたりしてチャレンジしようよ。
そんな思いを込めて「フリーテーマ プレゼン」を始めます。試行錯誤しながら自分のidentityを作っていこうよ、創造的に挑戦しようよっていう私からのメッセージです。勇気をもって、楽しみながらやりましょう。 医学に限らず、数学、物理、文学、統計、経済、、、なんでもいいから自分の個性を絡めてscienceしてみよう!』(神田)

■2016年度内容

2016年度内容 2016年度内容 2016年度内容 2016年度内容

2016年度参加者の感想

1) 東大小児科の抄読会に特任臨床医として1年間参加させてもらいました。抄読会を通じて感じたのは①大学病院らしからぬ柔軟さと、②若手の積極的な発言に対するポジティブな態度、でした。①さまざまなバックグラウンドから東大小児科に集まった新入局者が抄読会を運営しました。はじめは担当の指導医と相談して発表する論文を選び、プレゼンの準備もしていましたが、1年間で徐々に自分で論文を選んだり論文以外のテーマをプレゼンしたりと自由で柔軟な運営がされるようになっていきました。②「新入局者は毎回全員がひとつは質問すること」というのが数少ないルールの一つでした。「すべての発表には敬意が払われ、すべての質問には意義がある」ことが会の終わりに毎回確認され、後期研修医が素直な疑問を口にすることをためらわない風土があったと思います。
抄読会での経験を通じて、名だたる上級医がいる中でもおどおどしないで自分の意見を口にする度胸や、あるいは明確な正解がないような質問に対しても質問者と建設的な議論をする能力が養われたと思います。

早川格(平成28年入局):国立成育医療研究センター 神経内科

2) 昨年から始まったフリーテーマプレゼン、指導医なしの抄読会に参加させていただきました。私は後半半年からの大学病院研修でしたので、自己紹介をするようなつもりでどんな発表をしたら自分という人間が伝わるか考えながら発表を準備させていただきました。 他の発表者も、一生懸命に聞いてくださる先生方や同期に伝えたい内容をきちんと伝えるため、工夫を凝らしており、非常に楽しい時間でした。フリーテーマプレゼンだけでなく、抄読会も普段からみんながどんなことに興味をもち、どのように考えているのか知るきっかけとなり、時に同じクリニカルクエスチョンを抱いている発表者もいて、疑問をぶつけあい、模索し、共有するのに非常に有益な時間だったと思います。抄読会準備や、抄読会後の時間にも、論文選びやその読み方について同期や先輩方と議論させていただいく機会となり、抄読会があったからこその時間だったことと思います。 上級医の先生方は広い懐でいろいろな疑問・発表を受け止めてくださります。どうぞ自由に発表をしてみてください。論文から一歩発展した生の声も聴ける貴重な時間となると思います。

立岡美穂(平成28年入局):さいたま市民医療センター小児科

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