小児科のご紹介

診療グループ 研究内容

免疫・アレルギー / Pediatric Immunology & Allergy(研究内容)

研究内容

(1) 悪性腫瘍に対する免疫療法の基礎及び臨床研究
現在、悪性腫瘍に対する免疫療法は腫瘍特異抗原と樹状細胞を使ったワクチン療法が主流です。
腫瘍特異的な免疫を誘導できても腫瘍の縮小につながらないことも多く期待されていたほどの効果があがっていないのが実状です。
免疫によって腫瘍が縮小する条件として腫瘍特異免疫の誘導、腫瘍部位への特異的白血球の遊走と再活性化が必要となります。
腫瘍特異免疫の誘導のためには特異抗原と樹状細胞が重要ですが、どの樹状細胞が最も効果的に抗腫瘍活性を誘導できるか、また、その機能を増幅させるにはどうすべきかという点に注目して研究しています。
輸血部と共同でおこなっている臍帯静脈血管内皮細胞ワクチン療法は、臍帯静脈血管内皮と腫瘍血管が交叉反応性をもつことを利用した治療法です。
腫瘍血管に炎症をひきおこすことをねらっています。
現在、その血管障害機序について研究をすすめています。

(2) プロバイオテイクスの作用機序に関する研究
プロバイオテイクスは新生児の壊死性腸炎や重症感染症の予防、アレルギー疾患の予防、表在性膀胱癌の再発予防、感染性腸炎の治療に有効であることが示されています。
新生児班と共同でその作用機序についてin vitro, in vivoの検討をすすめています。
菌種によって全く異なる反応性が認められており、病態に合致した菌種を使うべきであると考えています。

(3) NSAID不耐症に関する臨床研究
小児では川崎病やリウマチ性疾患においてNSAIDが使われています。
アスピリン不耐症の成人喘息患者がNSAIDを使うと重症発作になることが知られておりその機序についても多くの報告があります。
小児でも上記疾患でNSAIDの使用によって著しい病態の悪化が認められる場合あります。
このような病態には抑制、促進のサイトカインが深く関与していると推定しており、その機序について研究をすすめるとともに一般集団での頻度について検討しています。

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