FPD の人間工学ガイドラインやVDT 作業における労働衛生管理のためのガイドラインの頃は、パソコンはブラウン管で操作するのが、過半数であった頃に纏められた。
一方、今となっては、手で持ったり、膝に乗せたり、寝転んで布団に置く、タブレットの時代になってきている。iPadは手で持つには重い。 しかし、キーボードに立てて使うには、比較的良好な環境を提供出来る。MacBookAirでは特に11インチでは、縦の高さが足らないので 視線をかなり下に下げるか、椅子にずれ込んで頭の高さを下げるか、猫背になるので、画面を見るのに疲れやすくなる。
iPadでは机の10から20cmの間を、カラークラッシックでは20から30cmの間を視線が行き来する。それだけ背筋が伸びる訳だが、 MacBookAirでは5から15cmの高さになる。視線を20°下げて40cmから70cm離した画面を見るのが望ましい作業姿勢と されているので、座った時の机から目まで高さが50cm、画面までの目から距離が50cmとすると、画面の中心が机の上で25cm程度の高さ に来るとキーボードなどの作業が行いやすいと考えられる。カラークラッシクでは30°、MacBookAirでは40°より下になるので、や はり猫背になる。パソコン本体の上にブラウン管を乗せていた頃には、目線の調節という事では、合目的性があったとも言えよう。
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