H17.4/15
ODNがアノニマスFTPとNewsを止めると報道がH17.4/13あった。
どこまで遡って説明するか?なにかシェアウェアを探すとするといまはGoogleで検索をする。
Macのシェアウェアを得るには窓の杜のようなポータルサイトは(林檎の杜というサクラバナを除くと)早川さんの新しいもの好きのダウンロードhttp://mac.page.ne.jp/へいって探してクリックするとウェブが保存してくれる。
ここで注意するべきなのはYahooが検索サイトという概念を開発し、ポータルサイトという概念をAOLが普及させたという事である。
質問をする掲示板cgiの普及で自分のサイトに掲示板を掲げそれがBlogへ進歩しつつあるのだが、最初はそう云う物も無かった。
何が同じ役目をしていたかというと、質問して答えを呉れるとしたら、ニュースグループであった。日本ではfjが代表的であった。
Macであれば、これをしたいと質問して、これこれというソフトがあるよと教えてもらい。FTPでInfoMacに行き下ろしてくる。それでやっぱり使い方がわからないとまたfj.sys.macに訊ねる。すると奇特な人が答えてくれる。
私が始めた頃はまだYahooもたいした情報を蓄積していなかった。96年頃から日本でも各社が検索サイトを立ち上げた。そして、その頃からNewsで訊いても「検索したのか?」という言葉が行き交う様になった。まず過去記事を検索すれば大抵の答えがあるからである。
また、特に香川大学の教育学部秋山研究室のMacintosh Newsの中のMacintosh トラブルニュースデータベースは俊逸であった。同じような質問を投げ付けられる常連にとっては、あそこで調べれば良いであろうにということの裏腹ではあった。しかし、そうなるとNewsでなくても用が足りる時代の訪れを告げたようなものである。
fjはInternet全体の総意で形作られるようなものであったので、個人の興味をもとに語り合ったり、蘊蓄を傾けるのはたばかられた。そのうち、個人サイトが容易に設立可能となって個々のHPの掲示板で質問も出来る様になった。fjでなくとも済む様になった。
InfoMacという図書館ではなくて、作者のHPで配布・販売されるソフトが増えたし、質問も受け付けられるようになると、アノニマスFTPという概念も不必要に近くなった。
Linuxなどの開発者にとっては未だに大切な物であるだろうけれども。
一般利用者がインターネットサービスプロバイダーに接続料金を払うのに不必要なサービスが抱き合わせで販売されても困るという程、積極的ではないけれども、コストをカットしても支障ないよといえる。同じ事は既にexciteでメールサービスも、どうせfree mailがあれば要らないしということで500円接続サービスでは省かれている。
それにしても作られたアーカイブは存続しつづける。これが次々できては消える個人サイトとの違いである。個人サイトの議論や掲載されたKnow-Howはプロバイダーの乗り換えといったことで容易に喪失する。
長々と書いたのは昨年暮れか今年か、googleのtopページにグループが出現したからである。最初はGメールのポータルか?と、気が付かない振りをしていたのだが実はNews groupのグループで、投稿も出来る事を発見したのであった。
自分を検索すると壱阡余件Hitした。もちろん全部が自分の記事ではなく"塩之入さんが書きました"という引用記事が多いのだけれども、過去を直面させられる、個人的には大きな事件であった。